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夜空に解けていく


霜月に、草原を行く

風に吹かれながら



夕方の枯れ野にすすきが揺れて

さらさら、さらさら

鳴っていた


目を閉じて思い出すのは

黄金色に揺れていた日の記憶


目を開けば、草原を夕日が照らして

乾いた音が聞こえていた



風になりたい



そんな願いを持って

人の姿をしていながら

感情を茜色の大地に放すことを

想像してみる


風になったら

感情から自由になったら

正しい道を飛んでいけるかもしれない





地上の草を

かき分けて行く


行き先は知らない


夜になり、月は照らす

道の先には木の葉の舞う大樹の影


誰もいない草原を渡りゆく

風の音が聴こえる


ただそれだけの世界があるなら

静寂のなかに住んでいられるのなら

にんげんをやめても構わない

とさえ思うほどの


そうしたら透けていく夜空にとけて

星座にもなれたかもしれない







こんな風に思う時ってありませんか。

ところで、作者はこういう空気も落ち着くのですが、みなさんにはそうじゃないのかもしれないですね。

寒々しすぎましたら、なんかすみません。



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