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金色の葉が降るなかを
金色の葉が降る道を
歩いてみたくて
街に探しに出かけた
電車を乗り継いで
地図を片手に辿っていけば
記憶のなかの道と同じ
並木道はまだ緑色
空は高く、風は笑う
まだ早いよ、と小鳥は歌う
みずみずしい青い空と
雲を眺めて帰りました
この丘に探しにいくといい
教えてもらって、自転車を飛ばして
雑木林を歩いていたら
大きな木から、ぽとんとひとつ
落としものがありました
風が吹いて、地には木の実
ぱらぱらぱらぱら、ころころん
芽吹くといいですね
おうちに帰るときに見つけた
ちいさなちいさな銀杏のアーチ
黄色の葉っぱが見えていて
もうじき風が吹いたら、きっと…
