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解放された僕

 ラックから衝撃の事実が告げられ、フデは剣の呪いを一身に受け止めた。

 そんな時、巣穴の中から一つ目の巨人が現れる。

 結界も作れない僕は、フデに任せてディザリアさんを呼びに行く。

 寝ているディザリアさんを起こしフデの下へ向かうと、フデを巻き込んで魔法が発動された。

 当然使ったのはディザリアさんで、青い一つ目はガッチガチに凍らされた。

「ライバルよ、一度立て直したら俺の分にも付き合ってもらうからな」


 ギルドに帰還途中、フデはそんなことを言って来る。


「あ、はい、そういうのもありますよね。やらなきゃですねー」


 僕はやる気無さそうに返事をし。


「フッヒャー! こいつはきっと付き合う気はねぇぜ? 諦めて一人で行ってこいよ相棒ぅ、一人でもやれるだろオイィ」


 ラックはフデを行かせようと説得しているようだ。


「ふぅ、回復しましたわ。さあ、二人共、敵を捜して来なさい! また私の魔法を見せてあげますわ。アーッハッハッハ!」


「いやもう帰るんですよ」


 また魔法を使いたそうにしているディザリアさんに、僕は帰還を伝えた。


「あらそう、つまらないですわ。いっそこの場で!」


 ディザリアさんは魔法を使おうとしている。

 たぶん冗談なんだろうけど。


「「絶対やめてください!」」


 僕とフデは必死でお願いた。


「ただの冗談ですわよ、アーッハッハッハ!」


 ディザリアさんが言うと本当にやりそうである。


「「じゃあありがとうございましたー!」」


 町に戻った僕達は、馬車のお礼とを込めてディザリアさんに挨拶しておいた。

 そのおかげもあってか、一応一週間は使っても良いと言っている。


「じゃあなぁ姉ちゃん、良いオッパイだったぜぃ! フッヒャー!」


 そしてラックも。


「この頃暇ですから何時でも呼んでいいのですわよ。アーッハッハッハ!」


 ディザリアさんが笑いながら去って行く。

 そして僕達は今後の方針を考える。

 僕の呪いは解けたからもう勝手にやってくれと言いたいところだけど、あのケースの中に剣を戻さなければスラーさんに怒られるだろう。

 怒られるだけなら別に良いのだけど、また給料が減らされたらと思うと泣きたくなる。


 フデの為ではなく僕のためにも、また魔王の使いを百体倒すか、それとも別の方法を試すかだ。

 倒したとしても、あのデカイのが出て来るのは確定だし、出来ればやりたくはない。

 ああそうだ、フデの頑丈さならあの方法が試せるはずだ。

 ということで少しばかりの休憩とばかりに、僕とフデは馬車で眠りについた。


 そして体力が回復した僕は、フデに今後の方針を伝えている。


「……いくら俺でも無理」


 かなり良いアイディアだと思うのだけど、フデは乗り気ではないようだ。


「何を言ってるんですか、フデさんの頑丈さがあればきっとできますよ。ほら崖から飛び降りるぐらい平気でしょう」


「オゥ、懸けるのは命だぜぇ、ヒャッハァ!」


 僕はフデをおだてて励ましているのだけど、ラックはやらせたくないようだ。


「俺を何だと思ってるんだ! そんなのしたら怪我するわ! 大怪我するわ! 骨折するわ! 下手したら死んでしまうわ!」


 どうやらフデもやりたくないらしい。


「じゃあもうどうするんですか。臭い汁塗りたくりますか?」


 僕は確実な手段を提案する。


「臭くなるのは嫌だわ! あの魔王の使いを倒す方がいいに決まっている! まだあの巣穴の中には結構残っているはずだ、さあ行くぞライバルよ!」


 自分も呪いを解きたいからと急かして来る。


「僕としては行きたくないんです。またあんな化け物と戦うのはまっぴらですし、二人だと大変そうじゃないですか」


 できれば一人で行って欲しいと思っているのは秘密だ。


「だったら仲間を集めよう。あのデカイのだって対策をしとけば楽に勝てるはずだ! さあギルドに行くぞライバルよ!」


「俺っちとしては出来れば姉ちゃんがいいんだぜぃ! ヒャッハァ!」


「えええええ……」


 僕はフデに引っ張られてギルドへと連れて行かれた。

 もう仕事も始まって相当経つ時間帯だし、何時も通りほとんどは出払っている。


「アーッハッハッハ、これでどうかしら! そーれえええええ!」


「ふぅ、もう少し静かに掃除してくれると嬉しいんですが……」


 残っているのはディザリアさんとスラーさん、それとお子様部隊が書き仕事を覚えさせられている。

 流石にあんな化け物と戦わせるわけにもいかないし、ディザリアさんはハズレにしかならない

 他に使えそうな人材は居なさそうで、今回はハズレみたいだ。


「おや、君達帰って来たんですか? もう解除できた……というわけではないようですね」


 スラーさんはフデの腰にある物を見ている。


「おはようございますスラーさん、僕は解除できましたよ! あとはフデさん一人に頑張って貰えば良いと思います!」


 僕は自分の希望を打ち明けた。


「正直だねぇ元相棒よぅ、俺っちそういう奴は好きだぜオイ!」


「おいいいいいいい!」


 当然フデから非難の声が聞こえてくる。


「ハッハッハ、まあ冗談は兎も角、二人で頑張ってくださいね」


 スラーさんは僕にも行けと言っている。

 あわよくばと思ったが、どうやらダメだったようだ。


「マスター、そのことだが人員を分けて欲しいんだ! 俺達だけだとちょっと辛いから。……できればアレ以外で」


 フデはディザリアさんを指さしている。


「俺っちはかまわないんだぜぃ。ヘイヘイヘイ!」


「彼女以外となると、フラグメント君やキリュウ君なら居ますけど。もしくは……」


 スラーさんは、ラックをまるで無視している。

 ちなみにその二人は、獣使い見習いのコーディ君と、ディザリアさんのチームメイトのナオ君のことだ。

 どっちも子供だから向いていない。


「そこの椅子の下に隠れているダイアモンド君でも誘ってみたらどうでしょうか?」


「「えっ?」」


 近くの机の下をみるとその人物のお尻が見えている。

 このお尻は……いやこの人物は、シャイリーン・ブラック・ダイヤモンドという女の人だ。

 癖の強い桃色の髪を短髪にして背は僕と同じぐらいかな。

 確かディザリアさんのチームの一人で、防御担当をしていると最近知った。


 その役割と言うと、ものっすごい重装備で敵の中に突っ込み、敵を引き付けて魔法を撃ち込まれるというものだ。


 職業の名はグレートガーディアン。

 アーリアさんとは真逆の鈍重で重装備、凶悪防御力を持っている。

 もはや可哀想にしか感じないが、ディザリアさんと相棒になったから諦めるしかないだろう。


 何で隠れてるのかは知らないけれど、まあ声をかけてみようかな。

 クー・ライズ・ライト (僕)

 グリス・ナイト・ジェミニ (双子の男の子)

 リューナ・ナイト・ジェミニ(双子の女の子)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 コーディ・フル・フラグメント(獣使い見習い)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 シャイリーン・ブラック・ダイヤモンド(防御職の人)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

 フデ = インフェニティ―・ダーク・ロード・ウミノメ・キング・ジョージ四世ファイナルモード・ディスティニー(没落魔王)

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