魔王教に囚われた魔王様?
村長の家に運ばれた僕達親切にしてくれる村長さんに甘えて、この家を拠点にする事に決めた。
その代わりと条件を言われ、僕達は魔王教というものを調べることになる。
村長さんから快く食事を提供され、僕達は早速その場所へ向かって行った。
派手に看板を掲げられ、そこが魔王教であると理解するが、ディザリアさんが先制攻撃を発動した。
僕が止めようとするも間に合わず、ディザリアさんは魔王教の建物を破壊した。
魔王教の本部は爆散し、材木が高く空に散らばっている。
近くの物にバインと跳ねて割れていくのだが、それよりも。
「ああああああああ、無関係な人が中に居たらどうするんですか! 僕達賞金首にされちゃいますよ!?」
僕は責任を押し付けようと詰め寄るが。
「アーッハッハッハ! こんな教団に入っている人が真面なわけがないじゃない。この私は理解しているわ!」
ディザリアさんは反省すらしてくれないようだ。
「ちょっと待って、これ張りぼてみたいよ? 木材の量が少なすぎるし、人が吹き飛んだようにも見えなかったもの」
ファラさんは散らばった建物を確認すると、木材を足で払いのけている。
確かに量が少ないし、人が大勢埋まっているようには見えない。
それに何か穴のようなものが?
「おっこれは?」
僕はその穴を確認すると、中にはハシゴが伸びている。
一人がギリギリの大きさだ。
「ここから地下におりれるみたいですよ。さっきので絶対バレていると思いますけど、行ってみます?」
僕は穴があるのを全員に伝えた。
「アーッハッハッハ、じゃあ生き埋めにしてあげるわ! ペンタゴン……」
今やらかしたばかりだというのに、またもやらかそうとするディザリアさん。
「やめなさい!」
しかし、背後からファラさんのチョップにより。
「痛いわ……」
ディザリアさんは手で頭を押さえて地面に蹲ってしまった。
やっぱり体力はほとんどないのである。
「私達が下におりるから、あんたは村長の家にでも帰ってなさい。地下で大魔法を撃たれたら邪魔だしね」
ファラさんはディザリアさんに、キッパリ真実を言い放った。
「くぅぅ、私が居なくて泣いてもしりませんからね!」
ディザリアさんはそう吐き捨てたが。
「いや、ないから」
簡単にファラさんに一蹴された。
「覚えていなさいファラ・ステラ・ラビス! 絶対助けてあげないからあああ!」
それでファラさんに舌を出して、村長の家に歩いて帰って行った。
「さて、邪魔者は居なくなったわね。じゃあ進むとしましょうか。……あんた達も帰っていいのよ?」
ファラさんは僕に向かって言ってきた。
現在進行形でグリアさんに抱き付かれているからだろうか……?
「いえ、僕も行きますから! あの、ちょっと離れてくださいグリアさん!」
僕はグリアさんを引き離そうと踏ん張るのだが、中々離れてはくれないようだ。
「大丈夫だ我が君、私が連れて下りてやるから。さあ行こうか!」
グリアさんはやる気をみせて穴に近づいて行くが、その穴はどう考えても二人でおりられる大きさじゃない。
「いや、どう考えても入れないでしょうこれ!? 無理ですよ。無理ですからね!?」
僕は否定するが。
「大丈夫だ我が君、その位なんとかなるさ」
グリアさんは先のことを何も見てはくれない。
「ならないです、ならないですよ!」
「ふぅ、なんか忙しそうだし、私達は先に行きましょうか。気を付けて下りてねミア」
「ファラ、ワカッた!」
僕達が暴れている間に、ファラさんとミアさんは下におりて行ってしまう。
そしてどうなったかといえば、グリアさんに抱っこされ、一人用の昇降口におろされようとしている。
どう考えても入りません。
「行くぞ!」
というグリアさん。
「駄目です、行けませんよ!?」
僕は止めたのだが、抱っこされたまま穴の中へ飛び降りてしまった。
「ふぐあああああ!」
グリアさんはそのまま下へ。
僕は穴の中に尻だけを入れられた。
今はこれで済んだけど、これ以上付き合っていたら僕の命が危ういだろう。
今後の付き合い方には注意しなければ。
「うぬぬぬぬぬぬ……ふぐぅ!」
必死で穴から抜け出し、三人を追ってハシゴをおりて行く。
途中で景色を確認すると、通路には所々に松明が設置されて火がもやされている。
ファラさん達も一応待ってくれているようだ。
そしてグリアさんも、僕がおりて来るのを待ち構えている。
だから僕は用意していた鉄棒を取り出した。
「よっと」
地面に着地すると同時に。
「我が君いいいいいいいい!」
抱き付いて来るグリアさん。
「させません!」
だけどもう二度とさせないと、用意しておいた鉄棒で牽制しつつ距離をとった。
「な、なぜ!?」
「えええ、分からないんですか!? 分からなくてもいいですから、もう引っ付かないでください」
キッパリ否定し。
「我が君いいいいいいいいいいいい!?」
グリアさんが泣き叫んだ。
「あんた達、ここが敵の拠点だって忘れてるんじゃないの? そんなに叫んでたらバレるでしょうが」
「バレるー!」
ファラさんは僕に注意をし、ミアさんはマネをして跳びはねる。
しかし、地上であんな爆発があって気付かないんだから大丈夫だろう。
「静かにしてくださいねグリアさん。ここは敵の拠点なんですから」
僕はファラさんが言った言葉を復唱してグリアさんに注意をした。
「くぅぅぅぅ、我が君の頼みというなら我慢しよう。でもこれが終わった後ならいいだろう!?」
「いや、遠慮します」
一応グリアさんは納得してくれたようで一安心だ。
今後も遠慮したい。
「我が君いいいいいいいいいいいい!?」
「だから煩いって言ってるでしょうが!」
しかしあまりに煩いのでファラさんにぶん殴られた。
そしてこんな騒ぎを起こしているから。
「テキ、キター!」
ミアさんが黒服の四人がやって来るのを発見した。
目の部分だけが開いた目出し帽とでもいうのか?
なんか三角のものをかぶっている。
見る限り、危ない儀式でも始めそうだ。
僕達は咄嗟に戦闘体勢を取っていると。
「あっ、こんにちはー! ご入会の方ですか? ご案内しますよー」
黒い人の一人からやたらと明るく挨拶されてしまった。
なんか気が抜けて武器を下ろすが、流石にこんな相手を信用はできない。
まあ一応は話てみるとしよう。
「あの、僕達はフェイさんを捜しているんですけど」
僕は多少警戒しながら質問をすると。
「フェイ? ……ああ、大司教ファラちゃん大好きスキスキフェイさんですね? それなら……」
その口からおかしな単語が流れ出ている。
しかしその言葉が続けられる前に、ドガンと壁を殴りつける音が聞こえてきた。
振り向くと土壁を抉り、腕が埋まるぐらいに突き刺さったファラさんの姿が見える。
「その馬鹿がどこに居るのか早く教えなさいよ!」
怒りのオーラが立ち昇っているファラさんに、黒い人達もたじろいだ。
「あ、あっちに……」
「ありがとう。……じゃあ、眠っていなさい!」
「うひいいいいいいいいい!?」
黒い人達はファラさんは怒りのはけ口に。
案外いい人なのかもしれなかったのに。
特に反撃されることも無く全員をブチ倒し、黒い人達は気絶して地面に転がっている。
可哀想だが、こんな変なものに入会した自分達が悪いと諦めて欲しい。
まあこのぐらいなら賞金首にはされないかな?
クー・ライズ・ライト (僕)
グリス・ナイト・ジェミニ (双子の男の子)
リューナ・ナイト・ジェミニ(双子の女の子)
ミア・ミスト・レイン(元賞金首)
アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)
グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)
ランズ・ライズ・ライト (父)
ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)
フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)
スラー・ミスト・レイン(僕の上司)
ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)
ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)
デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)
ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)
リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)
ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)
デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)
フデ = インフェニティ―・ダーク・ロード・ウミノメ・キング・ジョージ四世ファイナルモード・ディスティニー(没落魔王)




