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最近は一杯のお茶にハマって家に引きこもりがちのジョージ。のんびりしたいと考えるも、どうも周りがそうさせてはくれないようだ。(タイトルと内容は違います)

 僕達はキャンドルリザードを探し、壊れた屋敷の中へ侵入して行く。

 中には歩ける場所もあり、とりあえず一つ目の部屋に入る。

 多くのキャンドルリザードを発見したのだけど、二人は自信満々に突っ込んで行こうとしている。

 僕はそれを引き止め、別の部屋を捜索しようと提案した。

 今度の部屋は三体で、半分だから行けると突っ込んで行くグリス君。

 僕はそれを引き止めたのだけど、リューナが撃った魔法が三体に直撃してしまう。

 こりゃあかんと逃げを選択した僕は、二人を連れて屋敷を脱出したのだった。

「ふぅ、あのグリフォンに感謝しないですね」


 僕は空を回っているグリフォンの一体に手をふった。


「兄ちゃん、これじゃあ経験値が……薬代が稼げないじゃないか!」


「そうよ、けい……薬代が稼げないわ!」


 何だろうか、この言い分だと経験値の方が欲しいように聞こえる。

 薬が欲しいというのは嘘だったのか?


「あの、じつは経験値目的だったりします?」


 僕は一応聞いてみた。

 それならそれでも別に構わない。

 むしろ安全な相手を選んで戦えばいいし、その方がやり易いのだけど。


「「ちがうちがう」」


 二人は首を振って否定している。

 経験値も欲しいけど、薬代も欲しいという所だろう。

 まさかファラさんが仕組んで?


「とにかく、他のグリフォンはまだ居ますから、続けていればそのうち一体のが出て来るでしょう。僕達はそれを狙いますよ」


 僕はそう宣言したけど。


「俺っちそんなやり方はあんまり好きくないなぁ……」


「正面から行かないと冒険者じゃないわ!」


 っと二人は乗り気じゃないらしい。

 冒険者を物語の勇者みたいに見ているのだろうか?

 でもそれはあまり良いことじゃない。


 冒険者で戦って生き残るためには小手先の技術が必要なのだ。

 まあ敵のレベルにもよるけど、正面からドーンと倒せる人なんて片手で数えるほども居ないのである。

 だからこそギルドは戦闘職業作ったり、レベルシステムを作ったのだ。


 ……あれ、まさか僕を同行させたのって、この子達の教育の為だったり?

 しかし。


「じゃあ俺っちが行って来る。兄ちゃんとリューナは待ってろよ! 一人で大丈夫だから!」


「何言ってんんの! グリスとお兄さんは待っていて! あたし一人で充分だから!」


 こんな状態の二人を教育なんて出来そうもない。

 どうせ一人で倒せたら、もう一人も自分一人で倒せるぜって感じになるのだろう。

 でも僕が行って二人を残すのも心配だ。


「いえ、ここは三人で行きましょう」


 僕は結局、三人行動が一番良いと判断した。


「ブーブー!」


「お兄さんのけちいいい!」


 という訳で、嫌がる二人と一緒にまた屋敷の中へ入ったのだけど、通路には丁度よく一体のキャンドルリザードが残っていた。

 たぶん逃げ帰った二体の内の一体だろう。

 こちらを警戒しているが襲い掛かっては来ないようだ。


「兄ちゃん、まさか止めないよな!」


 やる気充分のグリス君は剣をキャンドルリザードに向けている。


「あたしの魔法が火を噴くわよ!」


 リューナさんもやる気を見せている。

 でもここまでいきなり魔法を使うことが多かったのだけど、今回魔法を使わなかったのだ。

 もしかして残りの魔力が少ないんじゃないだろうか?


「リューナさん、ちゃんと魔力は残ってますよね?」


 僕は一応聞いてみたのだが。


「お兄さん、それは女の子の秘密よ?」


 リューナさんはテヘっと舌を出してウィンクしている。

 つまり魔力が無いのだろう。

 これで一人使えなくなってしまったのだけど、元から使えなかったので問題は皆無である。


「じゃあ魔力が回復するまで大人しくしていてください。チャンスがあれば撃っていいですから。その代わり、僕達には当てないでくださいね」


 むしろ背中から撃たれなくて戦いやすくなった感じがしなくもない。


「うん、任せて!」


 そんなスッキリ爽やかさを感じさせる僕の言葉にリューナさんは元気に返事をした。


「じゃあ行きましょうかグリス君、無理はしないでくださいね」


「おう!」


 その声に返事をしたグリス君は、キャンドルリザードに向かってもう走っていた。

 だから僕は。


「頑張れー」


 っと応援したのだ。

 だって今の僕は、武器もなくて役に立たないのである。

 戦う為には相手の能力待ちなのだ。


 しかしグリス君は一人でも躊躇わない。

 すでに動き出したキャンドルリザードに攻撃を仕掛けている。


「てええええい! この、この!」


 グリス君は、意外と上手く攻撃を当てているが、レベル差が大きすぎてダメージを与えられていないようだ。

 しかし、攻撃しているというのは事実。

 怒ったキャンドルリザードに、反撃とばかりに大きく口を開けられ剣先をパクッと食われた。


「はなせえええええ!」


 グリス君は蹴りつけたりして、剣を引っこ抜こうとしているのだけど、その力は歴然だ。


「ほわああああああああああ!」


 剣を手放さないから体ごと振り回されて、ポーンと放り投げられた。

 最後まで剣を手放さなかったのは偉い……のかなぁ?


「この程度、俺には効かないんだぜ!」


 床に突っ伏しながら言ってるグリス君の根性だけは認めてあげたい。

 まあ無事なのはいいのだけど、それに追い打ちをかけるように、キャンドルリザードは強烈な体当たりを決行している。

 さっきの攻撃とも呼べない投げ飛ばしとは違い今回は本物の攻撃だ。

 子供がぶつかられたら最悪は……。


「リューナさん今です! 全力で撃ちまくってください!」


「了解よお兄さん! 必殺のおおおおお、ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ……ふぅ、ふぅ、ふぅ」


 炎の魔法は、キャンドルリザードに全弾直撃した。

 その熱さに顔を背け、体当たりは失敗したようだ。

 グリス君の横を通り抜けて行く。


 しかしリューネさん、本来は結構命中率がいいのかもしれない。

 ってことは、やっぱり背中を狙ったのはワザとか!?

 クー・ライズ・ライト (僕)

 グリス・ナイト・ジェミニ (双子の男の子)

 リューナ・ナイト・ジェミニ(双子の女の子)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

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