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三年前に出会ったフェイという人物に技術を渡すのだけど、また最近現れて手を貸せと脅されている。もうバイトをして普通に暮らしたいと思っているジョージ(タイトルと内容は違います)

 南の屋敷あとに向かった僕達だけど、道中の敵との戦いに苦戦しまくっている。

 それでも何とか屋敷あとに到着し、僕達は結界を作り出した。

 ちなみにキャンドルリザードの資料はというと。



 名前 :キャンドルリザード

 レベル:22

 HP :180

 MP :50

 力  :85

 速  :88

 大  :200

 危険度:3

 技  :全速体当たり。咬み付き。幻熱の吐息。


 考察 :背に炎が揺らめくトカゲ。

     近づかなければ襲い掛かって来ない為に、危険度はそれほど高くない。

     敵を見つけると背に炎が現れるが、幻影の様な物で熱くはない。

     思った以上に素早く、油断していると一瞬で噛みつかれる。

     素早く動く巨体に体当たりされれば、


     人の体なんて簡単に吹き飛ばされてしまう。

     口からは、幻熱の吐息と言われる熱い吐息を吐き出す。

     炎というよりは、赤色のモヤのような物を飛ばす。

     それに触ると、皮膚がただれて火傷状態になる。

     トカゲの形状を考えれば分かるが、弱点は背面だ。


  注意:キャンドルリザードが居る場所にはグリフォンが存在する。

     得物にしているようだ。


 僕達は何度か魔物に邪魔されながらも、結界を作り出し、グリフォンが居ない場所で退治できそうなキャンドルリザードを探しているのだけど。


「なかなか居ないですね」


 僕達が探しても全然見つからないのである。


「兄ちゃん、もうちょっと移動してみようよ。たぶんあのデッカイ鳥が居る場所じゃないと居ないんだよ」


 グリスが言うように、やっぱりキャンドルリザードが居ないからグリフォンが存在しないんだろう。

 逆に言えば、グリフォンが居ればキャンドルリザードもどこかに居るのかもしれない。


「お兄さん、これじゃあ何時まで経っても終われないよ」


 リューナの言う通り、ここで待っていても時間が過ぎて行くだけだ。

 やっぱり危険を冒してもグリフォンが居る場所を捜すべきだろう。


「う~ん、そうですね、じゃあ場所を移動してみましょう。その代わり、何かあったら直ぐに知らせてくださいよ」


 僕は移動を宣言し。


「「は~い!」」


 二人もそれに同意した。


「……結界の内なる炎よ、数値となって強さを示せ。ナンバーズ・フィールド!」


 とりあえず僕は移動する前に、魔法を唱えて結界の力を発動させる。

 魔法の時間制限は無いから何時でも炎の力が変換される。

 そしてキャンドルリザードが居る場所へ向かった僕達は、三体の群れを発見した。

 上空にはグリフォンが旋回し、キャンドルリザードは何時でも逃げられるようにと屋敷の残骸を巣穴にしている。


 そう、まだ残骸が残されたままなのだ。

 ギルドでは片付ける費用は出ないし、造ったフェイさんは片付けてもくれないから、もうずっとこのままだろう。


「あっ、兄ちゃん、こっちに入れるところがあるぜ。ほら、ここ」


 グリスは、壊れた屋敷の中へ入れる場所を見つけたらしい。


「おっ、本当だ」


 どうやら僕でも入れそうな広さがある。

 確かに内部に侵入した方がグリフォンに邪魔されずに済むけど。


「でも中に入っても大丈夫ですかねぇ?」


 それはそれで逃げ場が無くなりそうだ。


「グリス、ここから行こう」


「分かったぜリューナ。兄ちゃん、俺っち先行くぜ。早くしろよな」


 って僕が悩んでいる間に二人は中に入ろうとしていた。


「ちょっと、勝手に行かないでください!」


 僕は二人を追い掛けて、壊れた屋敷の中へ入って行く。


「ぐおお、せまい!」


 頑張って通り抜けると、まだ崩れていない空間に出た。

 壊れた屋敷の中は、廃材が積み重なって一応立つことが出来る。

 しかしこれでは二階部分に行くことは出来ないだろう。

 あるのは入れそうな部屋が三つで、そこは扉が壊れていて開けっ放しになっている。


「兄ちゃん、あの部屋に入ってみよう」


 グリスが一番近くの部屋の中に入って行きそうだ。


「早く早く!」


 続いてリューナも同様に、部屋の中へ。

 敵とのレベル差が大きいのに、何故あんな簡単に入って行けるのか。


「ちょっとちょっと、危ないですから先に行かないでください!」


 僕も二人を追い掛け部屋の中へ入って行く。

 その部屋の中にキャンドルリザードは見つかった。

 ただし。


「な、数が多いですね……」


 その数は予想外。

 この部屋の壁や天井には、六体のキャンドルリザードが蠢いていた。


「よし、リューナ、やるぜ!」


 物凄いやる気を出しているグリスと。


「ええ、グリス。先制攻撃よ! ファイ……」


 もう攻撃をしようとしているリューナ。


「どわあああああああああ!」


 僕は急いでリューナの口を塞ぎ、飛び出して行こうとするグリスを引っつかまえる。


「どは、ぶふぁ!」


 そのまま部屋から引きづり出し、ギリギリのところで止められた。


「兄ちゃん、なんで止めるんだよ! 俺っちが折角見つけたのに!」


「お兄さん、まさかあたし達の邪魔する為について来たの!?」


 しかし自分がやれると思い込んでいる二人はすごく怒っている。

 僕が居なかったら命が幾つあっても足りなかっただろう。


「何でそうなるのか分かりませんけど、もうちょっとレベル差ってのを考えてください。まだ他の部屋もあるんですから、一度確かめてから、数の少ないところに行きましょうよ」


 僕はそう提案した。


「兄ちゃん、俺っち達の実力を舐めてるな? あのぐらいズババーンとやっつけれるんだぜ!」


 グリス君はそう言っているが、どう考えてもそれはない。


「お兄さん、あたしの魔法は全てを焼き払うのよ!」


 確かに炎の魔法を使えば、キャンドルリザードはおろか、この屋敷ごと全てが灰となるだろう。

 別に火を吐くからといって炎が効かないわけではないし。

 んん?


「ああ、そうだ。別に僕達が戦わなくても巣穴ごと燃やしちゃえばいいんじゃないですか? 倒しちゃうのは変わりないんですから。ほら、ギルド員の僕が居るんですから、証拠とかも要りませんし」


 僕は一番楽な方法を選択したのだが。


「兄ちゃん、それは卑怯すぎる。絶対駄目だろう! 俺っちに経験値が入らないんだぜ!?」


「そうよお兄さん、そんなことまでして倒して嬉しいっていうの!? 反省して! あたしに経験値が入らないのよ!?」


 二人にはそう言われてしまった。

 しかし経験値が入ればいいのだろうか?

 まあ言い合いをしていてもしょうがないし、隣の部屋に入ってみることにした。

 そして入った部屋の中には、三体のキャンドルリザードが。

 僕達に警戒してこちらを向いているようだ。


「やった、敵は半分に減ってるよ。俺っち達ならこれでいける! じゃあ行くぜ、たああああ!」


 グリス君は剣を引き抜き走り出した。


「行けませんって!」


 グリス君が敵の数を見て行こうとするが、当然僕は引き止める。

 しかし、どうやらもう一人の方も暴走しているようだ。


「ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ!」


 僕が気付いた時には攻撃魔法をぶっ放し、一体だけならまだしも三体全部に直撃させたのだ。

 一体何故こんな時だけ当たるのか。

 魔法を直撃されたトカゲは、瞳が攻撃体勢に入り、背中に炎が揺らぎ始めた。


「に、逃げますよおおおおお!」


 僕は即座に撤退を決め、襟首を引っ掴んだ。


「に、兄ちゃん苦しい……」


「い、息が……」


「本当に死にますから、ちょっとだけ我慢してください!」


 僕は二人を引きずって入り口に逃げたのだけど、全力で走ってもキャンドルリザードに追いつかれそうになる。

 仕方ないから掴んでいる二人を入り口に放り投げ、床を滑るように穴を通り抜けさせた。

 あとは僕だけだと、四つん這いになって穴に入ろうとするが。


「ぬおおおおおおおおおおおお!」


 キャンドルリザードは僕の尻に向かって体当たりを決行したらしい。

 四つん這いのまま弾き飛ばされ、穴の中を見事通過したのだった。

 僕達を追い掛けて来たキャンドルリザードだけど、一体目はグリフォンに攫われてしまう。

 残りの二体は襲われる前に穴に引き返して行った。

 クー・ライズ・ライト (僕)

 グリス・ナイト・ジェミニ (双子の男の子)

 リューナ・ナイト・ジェミニ(双子の女の子)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

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