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最近懐かれた孤児院暮らしの子供に、高い装備をプレゼントしたけど、自分の金がなくなって貧乏暮らしになるジョージ(タイトルと内容は違います)

 二人の兄妹と一緒に、キャンドルリザードの討伐に向かうことになった僕。

 目的を決めて南にある屋敷あとに向かおうとするも、新米冒険者の行動に苦戦する僕。

 これで本当に倒せるのかと疑問を持ち、一度話し合うことに。

 しかし二人にお弁当を見られると、何故か同情されて食料を恵まれた。

「だからですね、仲間に当たらないようにするのは基本なんですよ。んぐっ……プハァ! 味方の攻撃でダメージを受けたりしてたら攻撃タイミングを逃したりするでしょう。もうちょっと考えた方がいいですよ? これ,

美味いもう一つください」


 後衛の僕では前衛のことはあまり知らないけど、食事のお礼も兼ねて、軽く教えられる程度のことを伝えてあげた。


「兄ちゃんも苦労してるんだな。ほら、いいよ」


「おお、グリス君、君は神だ!」


 僕はグリス君からパンを手渡された。


「お兄ちゃん、お菓子もあるよ」


「め、女神様!? うぅ、こんなに優しくされたのは何時ぶりでしょう」


 リューネさんからはお菓子の袋を手渡された。

 なんだか目から涙まで流れている。

 最近ファラさんからもご飯を貰えなかったから涙脆くなっているのだろうか?

 しかし泣くのも養分が必要だし、今後の為に我慢しよう。


「……おっこれ美味い! えっと、だからですね、要は周りにも気をつけようってことですから。分かりました?」


 僕はご飯を食べながら二人に説明を続けた。


「俺っち何となく分かったぜ!」


「あたしも分かったわ!」


 二人共頷いているけど、本当に分かっているのか謎なところがある。

 もう一度手頃な魔物とでも戦った方がいいだろう。


「じゃあ分かった所で特訓です! あそこに丁度手ごろ魔物が来ましたから、二人で一緒に戦ってみてください!」


 僕は近くに見えたゴブリンを指さした。


「あっ、ゴブリンだ! 行くぜリューナ!」


 グリス君は魔物を発見して走って行く。


「うんあたし頑張る! 狙えばいいのね! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ! ファイヤ!」


 リューナさんは狙いを定めてゴブリンに魔法を撃った。

 しかし、タイミングよくグリス君の背が現れて。


「ぎゃああああああ! あつーい!」


 っと直撃してしまった。

 襲われたゴブリンはというと、攻撃されたとも気が付かず、腹を抱えて笑っているのだ。

 そのまま小さな硬化を投げられ、歩いて去って行った。

 ここまで来るともう持ちネタの域である。


 これは何時まで経っても終われそうもない。

 もう現場に行って手早く終わらせるべきだろうか?


「ふう、お二人の実力は理解できました。これならきっとキャンドルリザードも倒すことが出来るでしょう。では次こそ本番です。行ってみましょう!」


 僕はもう諦めて、キャンドルリザードの居る場所に向かうことにした。


「「お~!」」


 二人は今やったことも忘れて、元気に返事をしている。

 自信を持つのはいいことだけど、過剰な自信は身をほろぼすぞ。

 ということで南の屋敷あとに来た僕達は、結界の準備を始める。


 大きく屋敷を囲むように、一本ずつ鉄棒を突き刺して行くのだけど。

 三本目を突き刺して最後の場所に向かおうとするが。


「よし、これであと一本だ。じゃあ二人共、次行きますよ。……んんん!?」


 僕は首を振り戻し、もう一度二人の姿を見ると。


「兄ちゃん、武器を置いて行ったら駄目じゃん。俺っち持って来てあげたぜ!」


 グリスの手には二本の鉄棒があり。


「お兄さんったら忘れっぽいのね。しっかりしているあたし達が拾って来てあげたわ!」


 リューナの手には一本の鉄棒が握られている。


「それ忘れてたんじゃなくて置いて来たんですよ。結界を作らないと測量士は何も出来ないんですから。ほら、町で一回説明したでしょ?」


 僕は二人の職業を聞いた時に、自分の職業も説明している。


「そうだっけ? でも俺っち測量士とか見たことないし、結界とか言われても知らないもん」


「あたしも分かんないわ」


 二人共僕の職業のことを理解していないようだ。

 ギルドの仲間内でしか仕事をしていなかったから、測量士の知名度のなさを忘れていた。


「いや、説明しなかった僕も悪かったですね。とりあえず歩きながら説明しますんで、もう一度行きましょうか。今度は抜いたら駄目ですよ。戦えなくなっちゃいますから」


 僕はそう説明し。


「「は~い!」」


 二人が返事をしてまた結界を作っていく。

 今度こそ大丈夫だと思いたい。

 僕はまたも一本目の鉄棒を地面に突き刺し、二人を引き連れて歩いて行くのだけど。


「グリス、アレどうする?」


「う~ん、兄ちゃん待ちだな。なんか戦えないって言ってるし」


 僕の後ろからはそんな声が聞こえていた。

 何かあったのだろうか?

 そう思って後ろを振り向くと。


「兄ちゃん、そこ危ないぞ」


 そうグリスとから告げられたのだが、何が危ないんだと分かったのは、そんな言葉の前だった。


「ぎゃああああああああああ!」


 何故驚いたかといえば、目的だったキャンドルリザードが、もの凄い勢いで走って来ていたからだ。

 どうやら空を駆けるグリフォンに狙われているようである。

 敵の存在を知っていたグリスとリューナは、その場からヒョイと避けるのだけど、僕の行動は間に合わない。


「ぐはっ……!」


 僕は大きな巨体に後ろから追突されて、空中に投げ飛ばされ。


「ぁぁぁぁぁあああああああああああ! うげ……」


 そして、うつ伏せに地面に激突しまった。


「…………」


 そのまま暫く動けなくなっていた僕に。


「大丈夫か兄ちゃん?」


「お兄さん大丈夫?」


 二人が声を掛けて来た。


「大丈夫じゃないです……もう少し早く言ってください」


 僕は、膝に着いた砂を払いながら立ち上がる。

 あの魔物達はどうやら居なくなったらしい。

 たぶんキャンドルリザードは、追い駆けていたグリフォンの餌なのだろう。

 重要な情報だけど、これももうちょっと早く知りたかった。


「はぁ、酷い目にあいました。」


 とにかくキャンドルリザードと戦う為に、僕は全力で結界を作り出すのだった。

 クー・ライズ・ライト (僕)

 グリス・ナイト・ジェミニ (双子の男の子)

 リューナ・ナイト・ジェミニ(双子の女の子)

 ミア・ミスト・レイン(元賞金首)

 アリーア・クロフォード・ストラバス(管理お姉さん)

 グリア・ノート・クリステル(お姉さんの相棒)

 ランズ・ライズ・ライト (父)

 ファラ・ステラ・ラビス(護衛の人)

 フェイ・ステラ・ラビス(ファラの父親)

 スラー・ミスト・レイン(僕の上司)

 ディザリア・エルス・プリースト(破壊教)

 ナオ・ラヴ・キリュウ(リセルの弟でディザリアのチームメイト)

 デッドロック・ブラッドバイド(冒険者)

 ミカグラ・ツキコ(デッドロックさんの相棒)

 リセル・ラヴ・キリュウ (ローザリアのギルド受付)

 ディーラ・ストライウス (ミトラの町のギルド員女)

 デルメオ・ザック・デルタ(ミトラの町のギルド員男)

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