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田中さんはヒトゴロシ?

「……」


「あ、あの」


「…………」


「ま、まずは賊共の討伐にご協力いただきありがとうございます! おかげで此方の被害も最小限で済みました!」


「…………うーん」


 ぴりぴりぴり。ねむい。

 うええええええい。しぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ。

 騎士数人死んどいて被害が最小限って酷くなナナナなナナナない???


「まてまてまてい!! 貴様殺気からなんだな。なんだその態度はお嬢様に向かってなんだな!!!」


「うぇーい!? しらぬぬううう!!!」


 ヒトゴロシ、ヒトゴロシ、ヒトゴロシ。

 ヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシヒトゴロシィィィィィィィィィィィィィィ!!!!!!


 日本が抜けてないねーー。ここは異世界なのにね!!


 しんでしんで殺してて。


「なるほど、分かった。一先ずは見逃してやろう。しかしあまりにも無礼が過ぎると即刻首を刎ねるからな」


 首を刎ねた。

 

「すみません旅のお方。わたくしの騎士が身の程も弁えず無礼を」


 ヒトゴロシ。


「ああいいですよ。無能な上に邪魔邪魔邪魔烏賊なんてホント存在価値意味不明の腐乱州ですよね」


 ヒトゴロシ。


「ええ、わざわざ御手を煩わせてしまい申し訳ありません」


 人殺し。


「いえいえ、こういう輩の処分も旅人の仕事之内ですから」


 ボクは、人を、殺した ?


「まあ、素晴らしい奉仕精神の持ち主なのですね。」


 首と、胴が、離れて、血が、血が、血が。頭が、地面に落ちる。


 ……その様を、僕は、じっと見つめていた。



「……?どうかされましたか?」


「ああいえ、なんでもないですよ」

頸椎がいたい

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