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<一章〜出会い〜>

その後20分くらい歩いて街の中心に位置するギルドに到着した。そして、


「はぁー、疲れたぁー。何にもしてないけどw。」


なんかとぶつくさ独り言を喋りながら扉を開け、中へ入るといつものように正面の受付にお姉さんがいて、


「あら、エーデルワイスさんこんにちは。」


と話しかけてきた。


「こんちは。仕事探しに来ました。」

とふつーに挨拶すると、


「はい。かしこまりました。いつも通り簡単で、

楽なお仕事ですね。エーデルワイスさんいつも通りだるそうですね。」


「そういうこと大きな声で言わないで!(汗)」


「すみません。いつもの癖で!(テヘペロ)」


お姉さんが突然とんでもなく当たり前の事を口走ったので慌てて静止する。


お姉さん笑っちゃってるけど、そういうこと言っちゃダメだよ( 切実)と思う気持ちを心にとどめておいてとりあえず話を聞いた。


「まぁ、今のはおいといてそろそろ本題に入りましょう。あれー?どこにおいたかなー。

あっ!あった!ありました。

これはどうですか?」


といってしばらく書類をあさり始めて10秒ほどで

依頼の紙を見つけたらしく、俺に見せてきた。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

フレイムウルフ・極烈狐の討伐各1体ずつ

難易度★★★

危険度★★★★

報酬30000ルーン

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

と書かれた紙を見た俺は、お姉さんに即答した。

「これ無理っす!」

何コレェ?は?WHY?難易度、危険度共に高すぎるだろう。俺がいつもやってるのはどっちも星一レベルのクエストだけだぞ?どっかの誰かと勘違いしてね?

クエストを見て驚きを隠せない俺の反応を見て

申し訳なさそうに


「すみません。今日はなぜかいつもあるような

簡単な依頼が一つもなくてこれが一番下の難易度なんです。どうしますか?」


と言ってきたので、少し考える時間を下さい。と言い、しばらく考えたあげく、

やることに決めた。


「あー、じゃーやります。やりますよ。」


「えっ?本当ですか?了解です!では今から手続きを行うので少々お待ちください。冒険者カードをご提示いただけますか?」


「はいっ、お願いします。」


「はい。エーデルワイス ヴァルンさんですね。

はい確認しました。お返しいたします。下のモニターにレベルなどが表示されますので、これを見て少々お待ちください!まぁ、カード見てもわかりますがね。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

冒険者Lv.27、攻撃力 75、魔力 55

魔耐 100、俊敏性 35 、防御力 60

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「あ、どうも。」


おれがなぜこのクエストを受けたかって?

ハハハ!その理由は簡単さ。

生活費がないからだ!!!!

まじやらかしたわ。あのポーション買わなかったらまだいけたのに、、、。

まぁ、今更こんなこと考えてもしょうがないか。

経験値もかなり貰えるしな。


なんかと思いふけってるあいだにお姉さんが

手続きを済ませて戻ってきた。


「はい!手続きが完了しました。

気をつけて行ってらっしゃいませ!」


「うん。ありがとう。」


依頼内容を再度確認し、クエストの現場へ行くべくギルドをあとにした。

<クエストの現場〜ルーンフォレスト〜にて>

現地についたので早速クエストの準備を始めた。

メイン武器 短剣

サブ武器 謎のポーション

と武器を揃え、投げると発光し匂いを出し、モンスターをおびき寄せる"お香ボール"を投げた。

戦う場所は後ろからモンスターが来ないように後ろに高くそびえる斜面が反対側に沿った岩山がくるようにした。

このお香ボールでクエストを行うのはこの地域では主流で、改良が進められていて、匂いで

特定のモンスターのみをおびき寄せることもできるという優れものである。


しばらくして耳をすましていると、前方の茂みから音が聞こえた。


そして次の瞬間、狐耳のモンスターが飛び出してきた。

この様子を見るとモンスターの名前は極烈狐だな、と一瞬でわかった。見るに体長はゆうに

3メートルを超えている化け物である。


「うせやん(嘘やん)。こんなでかいなんて聞いてないよ?無理やん。死ぬやん。どうしよう。さっきはノリで調子のってやるとか言ったけど、これは無理だわ。」

と発した俺はすぐに剣を構え戦う態勢に入った。


、、、のではなく、

「逃げろー!!!!」

急いで逃げ出した。、、、しかし現実は残酷で

岩山があった為逃げる事は不可能になった。


「あ、はい。終わった。俺の人生オワタ。、、、

怖い怖いくるなくるなくるなぁー。」


俺が生命の危険さに恐怖を感じて腰を抜かして剣だけをモンスターに向けて叫んでいると、


モンスターは大声をあげ、前足を上下にバタバタと動かし威嚇している。


この威嚇で体が吹き飛ばされてしまい岩盤に叩きつけられた。


まずい。このままだと確実に死ぬ。一か八か逆転する方法はないのか?

その時、俺はさっき買ったポーションのことを思い出した。、、、もうこれしかない。そう決心し、


「うぉぉぉぉお!」


モンスターにポーションを投げつけた。


すると途端に目を開いてられないほどの光が現れ

思わず目をつむった。


光がやみ、目を開けると

その目の前に移ったのは、、、、


めっちゃくちゃ可愛い"少女"!?









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