<プロローグ>
「あー、だりぃー。」
そんなTHEダメ人間みたいな一言から毎日始まる。
まぁ、しょうがない行くしかないか。と思いながらいつも通り身支度を整えてギルドへ向かっていった。
そのいつも歩いている道の脇に屋台を見つけた。
お、なんだ?飲み屋って書いてあるぞ。
ちょうど腹も減ったことだからなんか買っていくか。つまみの一つや二つ買えるだろう。
なぁんて考えながらふらっと近寄っのぞいてみると、なぜか食べ物はなく、それどころか飲み物も一つもない。あるのは瓶に入っている謎の液体だった。
なんか気味が悪いので立ち去ろうとすると、その屋台の店主らしきおじさんが、
「おーぅい、そこの人ちょっと見ていきなよー。別に怪しい店じゃないよー。(棒)」
と話しかけてきた、、、。
ますます怪しいだろ。とは思ったがさすがに無視していくのもなんだし、ちょっとだけならと近づいていって話しかけた。
「こんちは。これは何の屋台なんですか?」
するとおじさんはニコッと笑って答えた。
「ポーションだよー。」
「へぇー、いいっすねー。(棒)」
は?ポーション?なんでいいっすねー(棒)とか言ってんだ俺。怖すぎるだろ。なんでこんな道端でポーションなんか売ってんだよ。と思っていると、
「へぇー、ポーションなんかがいいって言うなんてなんて君変わってるね。」
「あははは。よく言われます。あー、このポーションください。」
あぁぁぁぁー!やっちまったーー。
くだらねぇこといっちまったーーぁぁ!
てかなんでこの人ポーション売ってるのにポーションがいいって言った人を変わってるとか言ってるの?
絶対この人の方が変わってるだろ。
よく言われます?はぁー?一回も言われたことねえわ。そもそも俺友達全然いないわー!
うわぁぁー!
と深く絶望してる俺におじさんが、
「あー。このポーションねー。君いいセンスしてるね。これは俺もなんのポーションか知らないんだw。
はい、1500ルーンだけど君がなんと記念すべき10人目のお客さんだから1000ルーンでいいよ。」
「あ、ありがとうございます。」
なんのポーションか知らない?もうわけわかんないわ。あははは、ははははは。おワタ。貴重な俺の1000ルーンが散ったー。てか、10人しか来てないんじゃん。もうどうでもいいわ。早く金払ってギルドに行こうと思い、1000ルーンを差し出した。
「はい。まいどありー。」
「あ、はい。どうもー。」
と言って足早に歩きだし、再びギルドへの道へ戻った。
「はぁー、朝から疲れたー。」




