表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
20/26

3人の出会い Another sky

先週、引越しのため小説を書けなく更新できませんでした。

本編を楽しみにしている読者の皆様には申し訳ありませんが、今週は「番外編3人の出会い」を載せたいと思います。

番外編 前編 「三人の過去」


今では三人仲良くしてるが、出会った当初は喧嘩ばかりしていた。

そんな三人にも出会いはあった。


翔とは幼稚園からのマブダチで、幼稚園の頃からバカやって怒られ、家も近所で、休日もバカやって遊んでいた。そうして、そのまま小学校に上がった。


そんな中、小学三年生の時、転校生として桜がやってきた。桜は札幌から当別に引っ越してきた。それだけでここでは都会者だ。

しかもハーフに金髪。しまいに田舎をバカにするものだから、周りから嫌われたそうだ。


その日、翔と蓮は。前日の川遊びで熱を出し学校に行っていない。

だから桜の存在に気づいたのは次の日であった。


蓮・翔「おはー」まだ風邪気味でダッリィー。

クラス「おっはー熱は大丈夫なの?」

蓮「大丈夫、大丈夫!もう元気100%」

翔「おれはまだ身体だるいけどね」

桜「おはよう、ボソッ」

蓮・翔「誰やあれ?」

クラス「転校生の秋 桜ちゃん。ハーフなんだって」

翔「んなもん見れば分かるよ。金色だし」

桜「…」

翔「声掛けよーぜ、蓮」

蓮「別にいいけど…後から話す機会くらい、いくらでもあるやろ」

翔「いくぞ!蓮」

蓮「ちょっ…」

翔「おっす。おれ鬼灯 翔。昨日は熱出いなかったんだ。よろしく!えっと桜ちゃん?」

桜は翔が差し出した手を払いのけて、ものすごい形相で睨んだ。

桜「どーせあんたも金色とか言って余所者扱いやろ。」

翔「なんで、そんな事になるねん」

桜「さっき金色って聞こえた。髪の色違うのがそんな不思議か?目の色違うのがそんな違うんか?この田舎もんが。」

翔「今のは聞き捨てならんぞ…田舎バカにすんなよ。」

蓮「はぁー翔その辺にしとけよ…えっと桜さんも少し落ち着いて…」

桜「あんたもどーせ余所者とか思ってるんでしょ…」

蓮「…正直桜さんの髪の色とかどーでもいい。

けど、あんまこの町バカにすんなよ…」

桜「…」桜はどっかに行ってしまった。

翔「おい?ちょい待てや。田舎バカにすんなよ。おいこらーー」

蓮「翔。落ち着け。」これは後から怒られるやつだな。

翔「次の二時間目の体育、勝負じゃー」


二時間目 体育

翔「言っただろ、桜!勝負じゃ!」

桜「うざい…」

翔「勝負せい!都会者。」

桜「そんなのやる訳ないじゃん」

翔「負けるの怖いんか。」

桜「私が勝ったら何してくれるの?」

翔「なんでも言う事聞いちゃる」

蓮「これは俺もやらなきゃダメ?」

翔「当たり前じゃ」

結果は思った通り、桜の圧勝だった。

先生「桜8.52秒。蓮8.93。翔9.55。」

蓮「こいつ早すぎ…足には結構自信あんのに…」

桜「なんでも言う事聞くって言ったよね?」

翔「ななな…誰が一回って言った?十回や。十回中多く勝った方じゃ」

桜「…」うっざぁーマジでなんなの。こいつ…

次の日

翔「おいこら都会者!昼休みならバスケで勝負じゃ。」

桜「めんどくさい…」

翔「負けるの怖いんか…」

桜「はい?負けるわけないじゃん」

翔「なら先に10点決めたら勝ちじゃ」

蓮「バスケはパス。指危ないから。」

結果は桜の勝ちだった。

蓮「…翔さ…もうちょい頑張れや…」

翔「こいつめっちゃ強いんだって。さすが都会者だわ」


さらに次の日


翔「都会者!今日は竹馬じゃ。これで体育館一周早くやった方が勝ちじゃ」

桜「もうやらなくても結果わかるじゃん」

蓮「クスクス…」

翔「笑うなや蓮。お前も一緒に戦え。田舎バカにされたんやぞ。」

蓮「許してやれや。桜さんだって好きにバカにしたわけじゃないって。

お前も金色って言ったやろ。」

翔「うっ…俺は負けへん、竹馬は負けん」

結果は桜の勝ちだった。

翔「明日も勝負じゃ、都会者」

桜「はぁー」めんどくさい奴。


その後もこいつとの勝負は続いた。やっぱり田舎をバカにしたからか、それからだんだんとそれ以外の人は自分を避けるようになり、秋になった頃、もう自分に話しかけてくるのは翔といつも翔の横にいる蓮しかいなくなった。

一輪車、かたき、ブランコ高飛び…全部翔は負けていた…

ブランコは先生が来て中止になったけど…


次の日


翔「おい都会者。明日の秋祭り来るじゃろ?

そんだら、相撲で勝負じゃ!」


秋祭りいつもこの町では、盆踊りの下で子供相撲をやっている。


蓮「三回勝ったらジュース、五回勝ったら屋台三個無料券がもらえるんだ」

翔「どうじゃ、やる気になったか都会者!」

桜「最後の勝負にはいいところだね」

翔「珍しく食いついたな…ん?なんで最後やねん、まだ六回目じゃ」

桜「これで私が勝ったら最後でしょ」

翔「くそ…これは約束じゃからなじゃからな。だけど相撲は蓮がいるからな」

桜「強いの?」

翔「蓮は前回、前前回の優勝者やぞ。まだ誰にも負けてないんじゃ」

蓮「余計な事言うなよ…俺はお前の勝負には加担しないからな。」

翔「お前は田舎をバカにされたままでいいのか?お前はそんな奴だったのか…」

蓮「…自分の力で勝て。翔」


そして翔は一回目に桜と当たり、案の定負けた。

蓮と桜は低学年の部で二人とも5勝して商品をゲットしていた。


桜「これで勝負は私の勝ちじゃ。」

翔「しゃーねー認めるか…男同士の約束じゃ。」桜「誰が男じゃ」

翔「んで、何して欲しいんじゃ?約束だからな。なんでもしてやるや」

桜「え?…そりゃ…明日まで考えとく」


桜は一人スタスタと帰って行った。


翔「…どーしよー蓮。あいつやばい事考えとるで絶対…おれ裸で踊らされる。」

蓮「お前の運命じゃ。受け入れろ。」


桜「…なんで言えんかったんだろ…友達になってって…簡単な事なのに…結局あいつらだけだった…私と一緒に遊んでくれたの…」


たった一言…その一言が出ない。


友達になって…が。


?「おい?お前か?おれの弟泣かしたやつは?」

桜「なに?」

続く…







本編から少し離れますが、ここで幼馴染3人

「橘 蓮」たちばな れん

「鬼灯 翔」ほおずき かける

「秋 桜」あき さくら

の小説を載せました。

番外編「3人の出会いAnother sky」


実は途中で楽しくて書いていました笑笑。

前書きでも書いたように、先週は引越し作業のため書溜めができない状態でした。

今週も色々と忙しくなりそうです…

なので、今週は月曜水曜金曜に、この番外編を載せたいと思います。

来週からは本編も復帰します。

祝20章はまさかの番外編と。

これからもhanaをよろしくお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ