表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/26

hana 第2章

第二章 出会い


また、いつもの日常だ…朝起きて、冷たい水を浴び、犬の散歩をして、母親と自分の朝ごはんを作り、ついでに弁当を作る。いつも通りだ…

だが今日は家に人が来る!この少し変わった日常に少しだけ胸が踊る。

学校はつまらない…

変わった事がなかったらただの繰り返し…

今日もそんな一日だと思い、一人憂鬱にチャリを走らせる…。

少し走り、田んぼと畑の境目が俺ら三人の集合場所。翔の後ろは桜の特等席だ。

そして、どーでもいい話をして学校に向かう。

学校に着き、同じ靴箱に靴を入れ、教室に向かう。

全くいつも通りだ…と思った束の間…教室がざわついている…

翔「なんかあったん?」

友人A「今日さ、クラスに転校生来るみたいだわ、しかも女!」

翔「マジで!」

蓮「なんかあったん?」

翔「蓮、聞いて驚くな!てんこうせい!しかも女!多分俺の感ならめっさかわええと思う。やっべ〜興奮してきた〜」

蓮「お前はよくそんな朝からテンション高くできるな…俺なら無理や」

翔「お前が低すぎなんだよ」

蓮「これが俺の普通だ!」


別に嬉しくないわけではない…むしろいつもの日常に転校生というスパイスがついて嬉しいくらいだ。

けれど自分の中で、うるさい奴と怒る奴は一人でいいと思っている。

俺は自身の心の中に、日常が少しでも変わるという嬉しさのガッツポーズを隠した。


桜「転校生ちょっと職員室から見えたけど、可愛いよ!」

「おぉぉぉぉ〜」クラス中がざわめいた。

蓮「トイレ行って来るわ!おっと」

誰かとぶつかった…これは…伊吹だ!

伊吹「ごめん橘くん…」

蓮「こっちこそごめん…考え事しとったわ。」


…今日はなんていい日なんだぁ〜転校生は来るし、憧れの伊吹と話せたし。


先生「はーーーい席に着いて下さ〜い!朝のHR始めるよ〜」

友人B「今日転校生が来るってほんとですかー?」

先生「あら、みんな知ってるのか…なら最初に紹介したほうがいいわね。入っていーわよー」


入ってきた女の子はどこかで見た事があるような…

だが、思い出せない。どこがであった事がある?

一瞬そんな事が頭をよぎった。


そんなわけないか…


???「初めまして七瀬 葵です。」

そして、この子の出会いが自分の人生を大きく変える事を今の自分は知るよしもなかった。

続く…


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ