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hana 第19章

hana19章更新です。

最近はとても寒く、完全に外も冬景色です。

皆さん風邪には気をつけてください。



葵「蓮って梓ちゃんの事が…好き…なの…?」


第19章「好きだっつーの」


蓮「早く皿洗い終わらして、葵のとこ行かないと…こんな適当な弾き方覚えたら大変だ」

この間の演奏とはまるで別人だ…そんな事を思いながら、急いで皿を洗う。


翔「俺…ダメな事言った?」

桜「当たり前でしょ…これ見て」

そこには…

葵が食べずに置いていったオムライスがあった。

「れん 大好き」と書かれている。

翔「やっちまった」

桜「これだから女心が分からない男子は…」

翔「すまんな。身近に女らしい女がいなかったもんで…」

桜「ぶん殴るよ?」

翔「すんません」


蓮「翔・桜…葵…さ…なんであんなにイライラしてんだ?」

桜「鈍感男め…なんでイライラしてるのはわかるのに、理由はわからないの…」

蓮「いや…ピアノの音が苛立って聞こえるからさ…機嫌悪いのかなって」

翔「すまん。お前が伊吹のこと気になってるの滑らせちまった」

蓮「それが葵の機嫌に関係あるのか?」

桜「もう…葵ちゃんに直接聞いてみな」

蓮「え?めんどくさいな…分かってるんなら教えてくれよ」

翔「だから…葵ちゃんは蓮のことす…」ムゴッ

桜「こーゆー時は自分から聞きにいくの…分かった?ほんと女心わからないんだから」

蓮「俺は男なんだから分からなくて当たり前だろ」

桜「文句ばっか言ってないで、さっさと行く」

バチーン。思いっきり背中を叩いた桜。

蓮「痛ってぇ〜…めんどいな…」

蓮は本当に面倒くさいのか、足取りが重い。

しかし、ちゃんと二階に上がっていく。




桜「そういう気持ちは直接言われないと伝わらないもんよ」

翔「お前も大概やろが」ボソッ

桜「なんか言った翔?」

翔「なんも言ってねーよ。」

桜「私は伊吹ちゃんに悪いけど、葵ちゃんと結ばれてほしいな…翔は?」

翔「あいつの事はあいつが決める」

桜「まぁ…そうだよね」


そんな顔すんなよ…

そんな悲しい顔するなら…結ばれてほしいとか言うなよ…

そんな顔しないで笑っててほしい…

桜が好きなのが俺じゃなくても…

俺はお前が


ー「好きだっつーの」ー





蓮「葵どうした…そんな適当に弾いて…なんかあったのか?」

ドンドンと扉を叩いていると、ピタリとピアノの音が止まった。

葵「少し相談してもいい?」

続く…





次作で祝20章になります。ここまで約1ヶ月、ご愛読してくださったファンのおかげで書けました。

hanaはこれからも続きます。続けます。

これからもよろしくお願いします。

ブックマーク感想などよろしくお願いします。

先週Twitterで指摘をもらってとても嬉しかったです。

これからも読んでくれている人のために頑張ります。

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