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hana 第18章

本当は昨日投稿する予定でしたが、タイトルが決まらずに今日まで持ち越しになってしまいました。


梓「私も手伝う?」

蓮「伊吹…」


第18章 「二つの平行線」


…気まずい。なんなんだこの無言の嵐…

うぐぐっ…俺が何か言うべきなんだよな…


梓「今日…楽しかったね。みんなで部室掃除したり、オムライス作ったり」

蓮「そうだよな。俺も楽しかった…そのなんていうか…伊吹とたくさんいれて…」

梓「…え?」

蓮「あっ…俺何言ってんだ…いや…なんか…

そーゆー意味じゃ無くて…なんて言うか…」

梓「いいよ、分かってる。橘くんが優しい人だって」

蓮「…?あっ、あれは葵がおっちょこちょいなだけだよ…誰かが見てないと」

梓「葵ちゃんが好きなんだね…橘くんは…」

蓮「好き。好き??そんなんじゃねーよ。ただ…ただ、ほっとけないだけっていうか…」

梓「そうなんだ…」でもそれって…

蓮「ん?ピアノの音…あいつイライラしてまたどこか開けてるな…近所迷惑って言ってんのに…」

梓「橘くんさ…この皿」

蓮「あいつまた…スタッカートになってる…あれほど言ってんのに…

でた…ピアノのとこを好きにフォルテに弾く…

イライラすると出るあいつの悪い癖だ…本当に」


もう…やめて…葵ちゃんの話なんか…聞きたくない…


ほっとけないって…それは…遠回しに…

好きって…

言ってるもんだよ…

もう…やめて…やめて…やめて…やめて。


蓮「本当にイライラすると指も回ってないし…めちゃ適当に…ングっ?


自分の唇に何かが触れた…とても…柔らかい何かが…


梓「…それ以上は言わないで…」私の前で…


葵ちゃんの話…しないで…


「ごめん」そう言って梓は帰ってしまった。





リビングでは…

桜「翔〜オムライス作った〜食べて〜」

翔「…見た目はいい…だからなんか怖い…」

桜「なにそれ?いいから食べろ」無理やり翔の口に運ぶ…

翔「…普通にうまい」

葵「よかったね桜ちゃん」

桜「あれ?葵ちゃんは蓮に渡さなかったの?」

葵「渡そうと思ったけど…ね」

翔「なんかあったの?ちょっと見てくる」

葵「やめたほうが…」伊吹ちゃんいるから…


翔「なるほどな…あれは無理だな…」

桜「蓮、梓ちゃんと二人だったの?」

葵「…うん。なんか行きづらい雰囲気だったし…」

翔「そっか…少しは進展したのかな蓮のやつ。

あいつ梓ちゃんの事好き…ウグッ」

桜「なんでその事言うの翔?」

葵「蓮って梓ちゃんの事…好きなの?」

そのまま何も言わずに二階に上がってしまう葵。

続く…



今回のタイトル「二つの平行線」は好きなのに伝わらない…うまく交わらない二人を掛けてみました。

このタイトル自分ではすごく気に入っています笑


実は次の話が全く書けていません。今頑張って書いています。

もしも書けなかった場合は、この時のために残していた番外編「3人の幼馴染」を載せたいと思います。

投稿が少しずつ遅くなっていますが、その分面白く読み応えがある恋愛小説にするので、これからもご愛読よろしくお願いします。

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