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hana 第17章

札幌では本格的に雪が積もって参りました…

自分は家のベランダで書いていたのですが、雪が積もり書けなくなりました…

それでも、頑張っていきますのでよろしくお願いします。

後書きでは次章についての事をこれから書いていきたいと思いますで、ぜひご愛読よろしくお願いします。


桜「女3人でやろう」

葵「いいね、やろやろ」

梓「楽しそうだね、やろっか」


蓮・翔「嫌な予感」


17章 「橘食堂・初級編」


翔「蓮…お前この中で料理がちゃんとできる人知ってるのか?」

蓮「伊吹は分からんけど、その他は…」

翔「ぜっっっったいにできない」

蓮「だよな…」

翔「手本見せてからやらした方がいいんじゃないか」

蓮「そうだな…桜」

桜「なに?」

蓮「俺が手本を見せるから、それからやってくれ」

桜「え?うーん。わかった…」

桜はなぜ手本を見せるのか分かっていないようだ…


蓮「まず最初に…」

蓮は手早く料理初心者と思われる桜と葵に分かるように説明していく。


蓮「まず卵の白身を切るようによくかき混ぜます」

葵・桜「はーーーい」

カッカッカッ…卵を混ぜる独特の箸と器の和音が、テレビが流れている家に響く。


蓮「次はっと、少し生クリームを入れて、塩胡椒も少し入れます」

葵・桜「はーーーい」

蓮「そしたらフライパンに火をつけ、バターを少し。

そして強火であったまったら中火にして、卵を入れます。

卵を入れたらグチャグチャにならない程度に混ぜます。

火が完全に通る前に、端を真ん中に寄せてひっくり返す。

そして、チキンライスに乗せて完成」


包丁で真ん中に切り込みを入れると半熟の卵が中から姿を現し、

まるでポムの木で出てきそうなオムライスができた。


葵・桜「おぉぉーす…すごい」

蓮「よし、やってみ」

葵「無理だよ…そんなフライパンクルンってできないし…」

桜「ほんとだよ…そんなのできるわけあるか」

梓「できた」

葵・桜「…え??」


梓が作ったのは卵を固めに焼き崩れにくくして、そこにチキンライスを入れる。

最後に皿を引きフライパンをひっくり返す。

昔ながらの喫茶店のオムライスに近い。


蓮「俺のとタイプが違うけど、よく出来てるじゃん」

梓「昔、簡単で失敗しないやり方をお母さんに教えてもらったことがあったんだ」

蓮「…さて、不器用二人組はどうやって作るのかな?」

葵・桜「むぐぐ…なら絶対すごいの作るんだから」

蓮「キッチン壊すなよ」

葵「美味しいの作るから待っててね」

蓮「期待しないでっ待ってまーす」


翔とリビングで食べていると…

桜「それ違うよ葵ちゃん」

葵「ここで火を弱くするんじゃなかったっけ?」

桜「うわぁー焦げたー」

葵「どーしよーフライパンにくっつくよー」


翔「…おれ…あれ食べないといけないのか…」

蓮「ちょっと見にいってくる」

翔「いってきてくれ。おれの命のために」


蓮「…お前ら大丈夫…なわけないか…」

葵「蓮助けてよ…」

桜「ほんと、見てないで助けろ」

蓮「…おれが昔使ってた簡単なやり方の方教えるわ」

桜「あるならもっと早く教えろよ」

葵「そうだ、そうだ」

蓮「なら教えるから一回で覚えろよ」

葵・桜「はーい〜」

蓮「まず最初は同じだ。卵のとこはできるだろ…」

葵・桜「そりゃね」

蓮「後重要なのは火の調節。熱くなったら火を落とす」

葵・桜「ほうほう」

蓮「そしてある程度混ぜたら火を消す。皿に移してラップでオムレツ状に整形してレンチン5秒」

葵・桜「そんなんでいいの?」

蓮「見とけよー」

蓮はオムレツ状の卵を、皿を上手く使い、別皿のチキンライスにスライドした。

蓮「これで綺麗で簡単とろとろのオムライス完成だ」

葵「すごーい」

桜「ほんと…簡単にできる…」

蓮「よかったな。これで料理一個はできるようになって…早く翔に食わしてこい」

桜「これ見たらびっくりするだろな翔」

蓮「そりゃな。あの桜が作ったんだからな」

桜は子供のように小走りで翔に見せにいった。


蓮「…お前もあっちで食べてこい。俺は食器とか洗っちゃうから」

葵「…わかった」


さっさと洗って俺も休もう…

それより…伊吹の件だよな…なんですぐ言わなかったのかな…本当に…ちくしょーーー…伊吹怒ってるだろうな…もう口きいてくれないかも…

そうなったら俺…死ぬ…

うぐわぁーーーと頭で妄想していると…



梓「橘くん、私も後片付け手伝うよ…」

蓮「伊吹…」

続く…








ずっと思いを寄せていた伊吹からの告白…

しかし返事はすぐには出ず…自分の気持ちがわからない主人公 橘 蓮。


次章18章 またもや伊吹が接近。蓮の答えとは…

そして、誰と繋がるのか…


次章もご愛読よろしくお願いします。

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