表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/26

hana 第16章

hana16章です。いつもご愛読ありがとうございます。

好き…好きとはなんだろう…

告白されて…その人のことがずっと前から好きで…実は両思いで…

けれど…告白された時…頭に思い浮かんだのは…その人ではなかった。


16章 「好き…って」


梓「わたし…橘くんのことが…好き」


キャッーーとうとう言っちゃった。わたしの長年の思いを…こんなタイミングで…

もう私のバカバカバカ。もっとムードとかあるでしょ。もうバカバカバカ。

橘くん絶対困ってる…チラッ


えっ?えっ?えっ?何かの聞き間違い?

好き?俺の事を伊吹が?まさかな…


蓮「えっ…あの…その…さ。俺もさ伊吹のこと好…」

桜「蓮。大変。葵ちゃんが怪我した」

扉の向こうから桜の大きな声がする。

蓮「すぐいく」

蓮がものすごい早さで走っていく。

梓「バカ…」


ちっくしょー。今すぐに返事したい。言いたい。

俺も好きだったって。ずっと前から好きでしたって。けど…


葵「あっ、蓮。お疲れー」

蓮「なしたんや葵。怪我ってどこやった?手は?手は大丈夫か?」

葵「大げさだよ蓮。自転車で転んだだけだって」

蓮「バカたれが。チャリ上手く乗れんのに、カッコつけて乗るな。転んだとこにガラスとかあったらどーすんだよ。手怪我したら…このバカ」

葵「そんなに怒らなくてもいいじゃん。もう…」

蓮「お前は当分チャリ乗るの禁止。」

葵「えーなんでぇー。一人で出かけられないじゃん…いやだーー」

蓮「その時は…俺の後ろ…乗りゃいいだろ。」

葵「そうだね。その方が楽だし」

蓮「重いの乗せるこっちの身にもなれ。ボソッ」

葵「…やっぱり蓮嫌い」

蓮「そうかよ。別にお前に嫌われてもいいし」


そんなこと思ってないくせに…


けれど、こんなに心配してくれる蓮…

相当急いで来てくれたのか、裸足で額にうっすらと汗をかいている蓮。

面倒見が良い蓮。

料理がうまい蓮。

音楽を好きな蓮。

そして…

ピアノを弾く蓮が…

好き…



葵「けど卵割れちゃった…みんなごめん」

蓮「卵ならある」

葵「え?」

蓮「野菜室にあった」

桜「オムライスできんじゃん。パーティーだー」

翔「いよっしゃーーーー」

蓮「チキンライスできてるから」

葵「はーい、はーい。私卵やりたいでーす」

桜「なら女の子3人でやろ」

葵「いいね。やろやろ」

梓「楽しそうだね。やってみようか」


蓮・翔「いやな予感…」

続く…




告白のシーンは自分で書いててドキドキしながら書いています。

読み手の人にどう上手く伝えられるか…毎日試行錯誤の繰り返しです。

身近で感想を言ってくれる人がいて、書いていて楽しい毎日です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ