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hana 第11章

最近更新が遅くて申し訳ないです。この連休中に頑張って書き溜めしたいと思いますので、これからもhanaを楽しみにしていてください。

第十一章 「ウソつき…」


葵「助けて…」

蓮「なしたん?」

葵「あのピアノ部屋なんかいる。」

蓮「なんかってなんや?」

葵「分からないからなんかって言ってるの」

なんやねん。こいつ。ぶちめんどくさいやつだな。

蓮「わかったから、落ち着けって、母さん寝てるから」

葵「あのさ…」

蓮「なに?」

葵「今日さ蓮の部屋で寝ていい?」

蓮「…は?は?意味がわからん」

葵「だから怖いから、蓮の部屋で寝たいっていってるの」

蓮「ベット一つしかないし」

葵「とりあえず怖いから部屋入れさせて」

そう言うと葵は勝手に俺の部屋に入った。

蓮「おい、勝手に入るなや」

葵「うっわー、結構広いじゃん」

はぁー何言っても聞かないんだろうな…

蓮「おれのベット使っていいから、早く寝ろ」

葵「えーーベット使っていいの?イエーーイ」

ボフッ。葵はベットに飛び込んだ。

蓮「はぁ!俺の部屋なのに…」

蓮「布団持ってくるから、ここで大人しくしとけよ」

ギュッ。いきなり腕に柔らかい感触が…

葵「一人にしないで…」

蓮「お、おい」なんか当たってますけど…

蓮「わかったから離れーや…あ、当たってるから」

葵「あっ…ご、ごめん」

蓮はCDを付け始めた。

葵「これ…」

蓮「ショパンバラード第一番。これ流してれば怖くないやろ」

葵「かっこいい。」

しょうがないからちょっと勉強でもするか…

二十分後…

蓮「おい、もうそろ寝ろよ葵…ってもう寝てるやん」

なんで横で曲流れてる中寝れるんかな…

どこで寝よう俺…まさか同じ部屋は…な…。

ピアノ部屋に向かう蓮。

蓮「…ちょっと弾くか…な」

ここ防音だし、大丈夫だろ。


ドビュッシー作 月の光

その儚く、悲しい音色は…聞く人を魅了していたあの頃と変わらない…

聞いた人を離さない、囁くような…けど力強い。

この五分は俺の時間だと、言わんばかりの圧倒的存在感。

心の奥の奥まで語りかけてくるこの音。







ウソつき。

続く…







hanaを読んでいただきありがとうございます。

レビュー、感想いつでもお待ちしております。

ブックマークも大歓迎です。

ただいま、番外編「幼馴染3人の出会い」の創作中です。更新楽しみにしててください。

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