hana 第10章
更新が遅くなって申し訳ないです。
第十章 「眠れない夜」
蓮「あいつらやっと帰ったか。」
華「蓮、下りてご飯食べなさい。」
蓮「おん。今行く。あれ?翔たちは?」
華「みんなでコンビニ行ったよ」
蓮「そっか…」
華「そーいえばあんた喧嘩してんの?」
蓮「別に喧嘩っていうか…なんていうか…おれが悪いから後で謝るわ」
華「ふーーん。そーいえばあんたにピアノ弾かせるって頑張ってたよ」
蓮「は?そんな事話してたのかよ。弾かないって言ってんのに…」
華「あんたもう二度と弾かないの?」
蓮「…弾かない…かな。」
華「まぁ…命日には弾いてあげな。」
蓮「…母さん知ってたんだ。」
華「今日知ったの。翔が教えてくれた。」
蓮「翔め…絶対言うなって言ったのに。」
華「蓮が弾いたら父さん…喜ぶと思うよ」
蓮「…ん。考えとく」
葵「たっだいまー」
蓮「おかえり」
桜「いじけてた人が帰ってきた」翔「ほんとだ」
蓮「別にいじけてないし」
葵「なんか…ごめんね」
蓮「気にすんなや。それよりもう夜遅いから弾くなら早くしろよ」
葵「分かった。弾いてくる」
ドタドタと階段を登っていった。本当に子供みたいだ。
蓮「…あのさ。サンキュな桜・翔。色々話してくれたんだろ。」
桜「葵ちゃん、蓮にピアノ弾いてほしいってさ。」
蓮「あぁ。聞いてる。けどそれはできない。」
翔「まぁ…そう言うと思った。けど覚悟しとけよ明日から。」
蓮「どう言う事?」
桜「それはお楽しみ。」
ものすごい嫌な予感がする。何考えてんだよ…
翔「ならもうそろ帰るわ」
桜「夜遅いし」
華「今日はありがとね。ほら蓮も」
蓮「もう言ったわ。それにそんな事ばっか言ってると調子こくで。」
桜「あのさ、蓮ってまだ部活入ってないよね?」
蓮「おう。めんどくさいからな」
桜「へー。わかった。葵ちゃんによろしく言っといて。」
蓮「おう。わかった。また明日なー」
よし。あいつらも帰ったし、風呂でも入るか。
てか、あいつら覚悟しろってどういう事だ…
しかも明日とか…早いんだよなぁ…。
てか、あいつにも風呂入れって言わないと…
そういえば、風呂まで一緒なのか…うっ…
いかんいかん。あいつはただの居候…
何を考えてるんだ…俺のバカ…
蓮「おーい葵。風呂はい…」
葵「蓮!助けて」
続く…
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後日、番外編を載せたいと思います。