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チートを持たない俺は異世界で……  作者: 朱瓢箪
全ての始まり
9/22

悪夢の終わり

夏菜は、スパルタだった。

何度も何度も死にそうに成る程の修行の数々……それも今日で……


「おわりだぁぁぁぁぁぁあ」

「えっ……まだだよ。」

「嘘っすよね、師匠」


いやいや、それはないでしょ。

まだ続けます?嘘だろ。嫌だぁぁぁあ。もう嫌だぁぁぁあ。


「はやくやろ?ね?」


夏菜のにっこりとした笑顔が俺に向けられる。あぁ、こんな状況でなければ

きっと神様の贈り物だと思って素直に受け取るのに……

今日は、修行開始から一ヶ月が経った

最終日である。地獄の日々だった。

敏捷をあげる修行と称して師匠(畏れ多くてもはや夏菜とは呼べない。)の愛剣レーバティンをひたすら避けることや、魔力を作り出す修行と称して三日間座禅を組まされたりした。

まだまだあるのだが、今回はこれ位にしておく。でも、師匠のお陰でかなり強くなった。魔力も師匠曰く「人の5分の3位にはなったきたね。」だそうだ。自分のステータスを見れるようになったのだが、不思議な項目を発見した。それはアビリティ、スキルともに

”七大罪の呪い”なるものが表記されていた。師匠に聞いてもはぐらかされるだけで真剣には答えてくれない。

俺のアビリティである考え込むと考えに没頭するが発動していると……


「おい、やる気あんのかぁぁあ?あん?」

「ひぃい。」


師匠から暴言が……

これさえなければ師匠は魅力的なのに……

現在取り組んでいる修行は魔力操作だ。魔力操作をマスターすれば、

俺の変異してしまった歯をなおすことができるらしい。




「よし、今日の修行はここまで。」


朝から夜までぶっとうしでやった修行で身体中が痛い。でも、強くなった実感はある。そして、なにより……


「歯が治ったぁぁぁあ」

「うるせぇぞ」

「はひぃ。」


師匠怖すぎ。でも、これで終わりだ。

本当にあとは王都に行けば……


「明日出発だからはやく寝ようよ。

ね、涼太郎くん」

キャラの切り替え早っ。しかもキャラ崩壊が酷い。でも、こっちの師匠もこっちでなかなかいいなぁ。

「はやく寝ろっつてんだろぉ」

「はい!」


俺は3秒で洞窟にある寝床に入って2秒で寝た。

あっ、これってあの国民的ダメ男で眼鏡で家にロボットと同棲してる少年より早いかも。

そんなしょうもないことを考えながら眠りについた。

====================================================================

その頃、王都にて


「ふふ。面白そうな子連れてくるみたいだねぇ。どう思う、秋月?」

「……別に」

「面白くないなぁ」


王都の中央に存在する王城。

その中の一室では、二人の少女が話をしていた。一人は、水色の髪でセミロングの女の子。超美少女と言っても過言ではないが背が低い。

もう一人の秋月と呼ばれた方は背が高く栗色の髪をした美少女。二人の美少女は待っていた。パーティーメンバーと次の獲物が来ることを……

涼太郎は、この後とんでもないことに巻き込まれることをまだ知らない。

そして、再び訪れる恐怖の日々を……


読んでくださりありがとうございます。

春乃、夏菜、秋月といたら……

是非予想してみてください。

当てられたらどうしよう……

悪夢の修行についてはまた書きたいと思います


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