表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

10/19

出会い、そして、拉致監禁なのじゃ!

長い旅の末、ワシはやっとダークエルフ以外の種族に合うことができたのじゃ


「グゴゴギギガガグゴ!」


オーク(仮)じゃなければもっと良かったんじゃがの!

緑の皮膚、2mは超えるであろう巨体、ビール腹、棍棒


うん、ワシ、オワタ


「ところがぎっちょんちょんなのじゃ! 喰らえ必殺! 酸ボール!」


スライムの酸を詰め込んだ酸ボール

当たると痛いんじゃぞ!

飛び道具なんじゃぞ!


ただしこれには重大な欠点があるのじゃ… それは…


投げれば投げるほど、スライムの総量が減るのじゃ!

多少樹の実などで水増ししたとはいえ、4㍑程度しかないのじゃ!

まぁ、結果的に言えば今回は死ななかったのじゃ

快挙じゃないかの?


「グゴゴゴゴゴゴグガゴ」


まぁ、その、なんじゃ

まさかの酸ボールを棍棒でホームランされるとは思わんかったのじゃ

あ、目があった

笑ってやがるのじゃ!

ドヤ顔か! ドヤ顔なのじゃな!


あえなく捕まったワシは、デジャブを感じつつドナドナされとるんじゃわ

しかも、お姫様抱っこで


スライムで酸攻撃や窒息させればいいって?

酸は生成に30秒くらいが掛かるし、自分が当たったら痛いのじゃ!

よって窒息攻撃はしたのじゃ


が、飲み物のようにオークの口へ吸い込まれてしまったのじゃ

あるぇ~?

こいつ強くね?

むしろバグじゃね?


なに、もっとほしいとな?

ヤルか豚野郎! 大切な日用品用のまで吸われたら、トイレが恥ずかしいことになるじゃろうが!



巣穴に持ち帰られたワシは、数分で真っ白になった

スライムローションプールを思い出すほどの量じゃな


ポーン

柔軟な体を獲得しました

お陰ででかい一物も小さい一物にも敗れることなく対応できる素晴らしい性能を発揮できるようになったぞ!


…なんでエロ方面な能力ばかりが伸びるんじゃろうな

まぁ、あれじゃ、スキルのお陰で340度開脚ができるようになったのじゃ、人体の不思議を感じたのw

取得条件に、軟体生物に規制されたことがある という項目が合ったんじゃが、普通は取る人がおらんような条件じゃよな…


オークどもはワシが壊れていないことに驚いているようじゃ、フフン、どんなもんじゃい!


死因

白い液体による酸素欠乏で、脳死



まさか、気絶したまま放置されるとは思わなんだわい

さすがに肌呼吸だけで生きていけるワシも、酸素が含まれていないものに数分包まれたら死ぬようじゃのぉ、気をつけねば


死因

バックからやられている時にオークが滑り、押しつぶされて圧死



復活したら、オークがあたふたしとったわ

死んでないのは多分再構成に体内にある白濁液を使用したものと思われるのじゃ

壁の方には押しつぶされた時にワシの穴から出たと思われる白い塗装がされとったが、3mは飛んどるのぉ、すごくね?


この巨体共は気のいい奴らばっかりなんじゃし、ダークエルフのように殺しにこんことがすくいじゃのぉ

まぁ事故死が稀によくあるけどのw


まぁ飯は白い液体しか無いのが問題じゃが、なにげに栄養価が高いっぽいんじゃよコレ

まぁ、最近は事故死も殆ど無くなってきたし飽きてきたのしのぉ、できればおいとましたいんじゃが、ここは洞窟内の最奥で、しかも警備が常におるんじゃ

というより常に警備に襲われとるw

警備、仕事してくれなのじゃ!w




数日立って、腹が膨れてきた

いや、常に膨れっぱなしでわからなかったんじゃがの?

ついにワシ、妊娠したようじゃ

TS転生して、1度は産んでみたいと思ったもんじゃが、最初の子はオークの子かぁ…

不細工しか生まれそうにないのぉ

ワシの夢は、可愛く育った娘や息子の初めてをもらうことなんじゃが、ちょいとオークは無いのぉ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ