episode4【依頼内容】
今回は短いです。ちょっと疲れてたので短めに終わらせました。
「で?今回の依頼とは一体どのような事でしょうか?」
六人はカウンターの横にあるグループ席に腰をかけていた。
(左奥からクロその隣にアンその隣にミルキ
右奥にダンテその隣にマグダラという配置になっている
エリーは自前のコーヒーを五人に配り終わったあと、カウンター席に腰をかけている)
「最近私が住む街に来る者を討伐して欲しいのです」
エリーが配ったコーヒーをちょびちょび飲みながらダンテが答える。
「残念ながら、私は教会のものですから、人を傷つけることは……」
こちらもコーヒーを飲みながら受け返す。
「いえ、人……ではないのです」
コーヒーカップをソーサーに起き、一息吸って話を再開する。
「あれは、5日ほど前の朝方、私も含め街の者達の殆どはいつものように眠っていました。
そしたら突然爆音のような音が街中に響いたのです。その音で目覚めた私は慌てて窓を開けました」
ダンテが時折コーヒーを口にして、話す内容をクロは俯きながら聞いている。
「つまり…こういうことですか。5日前の朝方から、今日までずっと、何者かが街中を徘徊しては、
街の建物などを壊している……と」
クロがざっくりとまとめた内容をいうとダンテは「そのとおりです」と頷き、
懐から何やら分厚い封筒を出して、クロたちの目の前に差し出した。
「これは前金だと思って受け取ってください。なんとかあの族たちを倒してください」
テーブルに両手をつけ、頭を下げるダンテと一緒に隣にいたマグダラという傭兵も頭を下げた。
「あの街には私の家族もいるんです。どうかお願いしたい!」
顔は見えないが、マグダラは泣いているようだった。
三人はアイコンタクトで話している。
そして三人は頷いた。
「わかりました。まずは明日その街に下見にでも行かせてもらいますので」
そう言いクロは目の前に差し出された前金という名の分厚い封筒をクロの目の前に、
置き換えした。
「これは依頼を達成したらいただきますので」
そう言い三人は席から立ち上がり、荷物を持ち店の出口の前に立った。
「では今日はこれで。明日またこちらから出向きますので」
一礼をし、店からでていく四人
「宜しくお願いします」
深く礼をする二人の姿を背に四人は再び廃都市に入った(出た)。
いつもどおり感想いただけたらおねがいしますと書いておきますw