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episode0【青年と少女(出会い編・前)】

はじめまして【いつか天魔の智也くん】ながいから智也くんで

今回から新たに書いていきます。よろしくお願いします

ではあとがきまで読んでいただけたらうれしいな


時は1XXX年 ロンドン

「あっちだ!あっちへ逃げたぞ!」

夜遅く、静まり返った街の中

ビックベンの鐘の音と共にロンドンの街中へと鳴り響く男達の声。

「いたか?」

「こっちにはいない・・」

「っ!どこへ行った!」

三人の大男の目が血色に染まり月明かりに照らされ

紅く輝き路地裏を薄く照らす。

彼らは・・・

「我らが主”ドラキュラ伯爵”を殺し逃げたあ奴は必ずみつけだす!」

ゴーンゴーンと街中に鳴り響く鐘の音

それが表す時刻は早朝三時

「朝が来る!我らも屋敷へもどらねば!」

「ッ・・・明日またくるからなぁ!」

どこかにいる奴にむかい残した言葉は裏路地全体へと響き渡る

その声を聞いてか一つの建物の窓が空く

「・・・・いきましたよ?」

窓から顔を覗かせたのは一人の少女とその後に続き出てきたのは

一人の青年

「いやぁ、助かったよ」

「無理やり入ってきて何をいいますか・・・」

ムスッっとした顔で少女は青年が顔を出している窓を

勢い良く閉めた

「うわ!・・・あぶないじゃないか!」

顔に当る直前で後ろへ回避した青年は右手少女の肩をつかみ

左手で窓を指差し講義する

「もう少しで僕の超絶イケメン顔がガラスの破片でクグっチャグチャの血まみれだったぞ!」

「知りませんし!」

青年の講義虚しく少女は青年を部屋に残し部屋からでていった

「え?何処行く・・・の?」

部屋に一人取り残された青年は、窓際にポツンとひとり女の子座りしながら

窓の外を見上げる。


◇◇■◇◇


しばらく一人窓の外を見ていた青年は

バァンッ!と言う爆音に近い音で「はひゃ!?」と言う奇声をあげ我に返る。

そして直ぐに音のした方向、後ろをふりかえった

「やぁ、お兄さん」

振り向いた先にはこの部屋の主の少女がエプロン姿で立っていた

「ど、どうしたんだい?それにドアが粉々・・・」

床に散らばる木の破片(元ドアの残骸)を見て唖然としている青年に

少女は「そんなのは気にしなくていい!日常茶飯事だ!」などと

軽快に笑いながら返す

「こんなのが日常であってたまるか!」

キレルところなのだろうかと内心思っていながらも、思ったことは口に

しないといられない性格の青年は、立ち上がり少女に向かい叫ぶ

「実際ある日常だ!」

「・・・」

少女の発言に何もいえなくなる青年

『そんな日常ぜったいない!』

と青年は思う。思うだけで口にはしない。決して口にはしなかった

思ったことを口にしないといられない青年でも流石に今の処女を見て、そんな事を言ったら

自分の身が危ないと分かっていた。

少女はエプロンの他に右手に包丁左手にフライパン(何故か湯気が出ている)を装備しているからだ。


十秒程続いた沈黙を断ち切ったのは青年だった

「・・・で?その格好は?」

話題に困ったのかそれともただ単に気になったのかは分からないが、青年が少女に質問をした

少女はその質問に『まってました!』といわんばかりの顔で答える

「これは私が料理をするための服装!正装です」

顔を斜め四十五度にし、腕を組み少女は「アチャーーーーー!!」と叫ぶ

「どうした?!」

青年が少女の突然の叫びに驚き、あわてて少女による

「血被くなロリコン!」

「ロリコンだが君には興味ない!」

「ひどい!てか否定しないのかよ!」

「しない!あってるから!」


「で?何処が熱いんだ?」

青年が少女が手で抑えていた方の手を手に取り見る

「こ、ここぉ」

少女が指指したのは手の甲だった

「ちょっとじっとしてろよ」

そういうと青年は何かをつぶやき始めた。

「・・・・ゴクッ」

少女も緊張した雰囲気に唾を飲む

「女の子が焼けどしたナウwどうしたらいいかな?w」

「なにTwitterできいてんだよ!」

少女の拳が青年の脇腹に食い込むようにヒットする

「グハァッ!」

青年は床にバタッと音をたて倒れこむ

「な、何をずるんだ」

「こちとらやけどしとんじゃ!のんきにつぶやくな!」

「・・・・ごめん」

何事もなかったかのように起き上がり、少女の手を手に取り

「今度はちゃんとやりますので」

今度は自分の口でつぶやき始めた

「我今ここに癒しの神の加護を求めんとする」

「・・・・・?」

少女は青年が何を言ってるのかさっぱりという感じで

首を傾げている。

「これでよしっ!」

青年が少女の手を話立ち上がり言う。

少女はいきなりたった青年にびっくりして体がはねる

「あ、あれ?」

手を揺らしながらながら首をかしげ、不思議そうに青年を見つめる

「もう痛くないでしょう」

「う、うん・・・・なんで?」

「魔法です」

ニッコリと笑みを浮かべ答える

「王国軍の・・・・・方ですか?」

〝この世界”では魔法を使える生き物は魔法師、魔法使い

の”人間”だけ。その魔法を使える物の大半は各生まれ育った国の国直属の軍

王国軍に所属するものが多い。

例外としては魔法を使えるものが集って結成された魔導師ギルドくらいだ

「ちがうよ、俺は王国軍には入っていない」

「じゃぁ・・・ギルド?」

「どちらも違うよ」

少女は混乱している

普通の一般市民が知っているのは、

魔法が使えるものがいるのは軍かギルドしかないのだ

だからそれ以外に魔法が関係するものをしらない少女は混乱している

「・・・・フリーなの?」

フリー―どこの魔法軍・ギルドにも所属せず、魔法を使って悪さをする者のこと―

「そんな物騒なものじゃないよ」

「じゃぁ、どこなの?」

どこか不安げに問う少女に青年は答える

「教会だよ」

「教会・・・・?」

「教会が魔法と何かかかわってるの?」

「まぁね、これはあんまり知られてないし、知られちゃいけないことだから、他言はだめだよ?」

人差し指をくろすさせてバツの形にして言う青年

「ならなんで行ったの?」

「君はもう知らないじゃ済まないからね」

不敵な笑みを浮かべながら答えた青年を見て少女は背筋がふるえた。

処女作なので何かと意味があったでしょうが、許してください

感想とかもいただければうれしいです。

感想はTwitter【@telimosi】の方までよろしくおねがいします

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