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詩全集3

良心欠如

作者: 那須茄子

笑っていた



どうしてかと訊かれても

私はうまく笑えなかった



なにかを待ちくたびれたように佇んでいる

「生きているふりをするのに、少し飽きたの」

そんな独白を

私は誰に宛てたのだろう

忘れた



血ではなく

私は罪の匂いが欲しかった


「助けて」って

言われたかった



昔母が言った

「優しさだけでは、生きていけないわ」

だから私はずっと

誰にも優しくせずに一日を終えている



割れた壊れた

役立たずの心臓

全部この手で捨てたけれど

残っている鼓動



殺人をした

いとも簡単に

人の肌は絹のように

包まれているだけの薄皮だ



だから

笑っていた



面白かった

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― 新着の感想 ―
【追加感想】  〉もしやし漉緒さんも今でも中二病ですか?((笑  うむ! ( ̄ー ̄)b  厨ニ病  拗らせ続け  厨捻も  過ぎて咾涯  辞自慰捏厨  ちゅうにびょうこじらせつづけちゅうねんも…
性(さが)と言うべきか  はたまた業か  楽園を追放された番(つがい)の末(すえ)故か  ……グロホラー系少女漫画って何気に多いよね♡www 
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