6話:騒がしい朝
お久しぶりです。
10月からは主が忙しくなるので投稿頻度が不安定になるかもです。
ご了承ください。
晴隆からのサプライズを受け取り、二人は食卓へと向かった。
「カメリアちゃん、なんか嬉しそうね。いいことあったの?」
と母が聞く。
「晴隆からプレゼントをもらったので、ちょっとテンション高いです。」
「あら、うちの晴隆がそんな事できたなんて、それで何もらったの?」
「よくぞ聞いてくれましたママさん!これです。」
若干早口になりながら、カメリアは先程プレゼントした下着を持ってきた。
両親は驚愕した様子で
「これ、どこで気に入れたの?返答次第では耳を削ぐわよ」
目が笑っていない。母はこれを既製品と勘違いしたらしい。しかし
「違いますママさん!これは私のために晴隆が作ってくれたものです。」
「おい、晴隆がこんな繊細な物作れるわけないだろ!」
母より先に声を発したのは父だった。父は裁縫が趣味でよく作品を作っては通販に売りに出している。
「そうだ、ミシン借りた。あと少し生地をもらったよ。」
「ったく、テンセルあれでラストだったんだから。」
「それより、これ本当に晴隆が作ったの?」
「そ、そうだけど」
「もう!こんなに手先が器用になって母さん嬉しいよ」
「お、おう」
「これからは自由に使っていいからな、にしてもイニシャル入りかぁ〜 すごいな晴隆!」
褒められた。
「そうだ、明日から寝る部屋なんだけど「晴隆と一緒に寝たいです」」
母が言い終わる前にカメリアが答える。
「そ、そう、わかったわ。晴隆、避妊はしっかりね!」
「一応食事中だよ」
「あと、今日暇でしょ。カメリアちゃんと買い物行ってきて。」
「暇だけど、母さんじゃなくていいの」
「カメリアちゃんの要望よ。必要な物リストとペイは私が用意するわ。」
「あ、ありがとうございます。ママさん」
「で、あなた、直立ハニカム式綿とナイロンとレーヨンとヴィスコースとリネンとアジャスターとポリウレタン製のベルトとソフトワイヤーとホックとその他諸々を注文しといて、半額出すから。」
「晴隆に作らせる気だな、自分のやつは1セットにしとけよ」
「これはカメリアちゃんのやつよ、自分のはあるし、晴隆が作った方が質がいいのよ。」
その後、身支度を終えて、晴隆とカメリアは玄関にいる。
カメリアが来ている服は七分丈のカーゴパンツ、Tシャツの上に薄いパーカーを羽織り、金髪が目立たにようにキャスケット帽を被っている。晴隆が持っていた服の中から晴隆がコーディネートした。
「じゃあ行こうか。」
カメリアと晴隆はショッピングに向かった。
お疲れさまでした。
次回は買い物編です。新キャラも出ます。