4話:新生活が始まる
お久しぶりです。
諸事情により投稿が遅れてしまいました。
体調は良いし、ネタも十分あるので頑張ります。
カメリアを背負って、通学路を進む。通いなれた通学路のはずなのに初めて通ったような感覚だ。
「重くない?」
ふと、カメリアが聞いてくる。
「重くないよ。53kgくらいだからまだ余裕。」
晴隆は気を使わせないために言ったのだろう、しかしそれは逆効果で
「な、なんで私の体重知ってるのよ!」
顔を紅潮させて背後から抗議が上がる。
「いや、感覚。」
平然と返す晴隆。しかしカメリアは体重がドンピシャだったらしく、羞恥で顔を紅潮させいる。
「ひ、一つ覚えておきなさい。女の子と話すとき、体重の話は控えなさい。」
「そんな気にすることでもないとおもうけどなぁ〜」
こんなやり取りをすること12分、晴隆の家に到着した。
「着いたけど、歩けそう?」
「うん、おかげさまで。」
玄関の前でカメリアをおろして、玄関のドアを開ける。
「ただいま〜母さん、面白いもの持ち帰ってきた。」
すると、奥から晴隆の母親が出てきた。
「何拾ってきたの〜?って魔女ぉ!?」
驚愕して、そのまま
「あなた〜晴隆が、晴隆がぁ〜、魔女っ娘持ち返ってきた〜」
魔女っ娘カメリアはついていけず目を点にして突っ立っていた。
「ごめんカメリア、うちの親なにかあるとこうなんだ。ジョークだと思っててくれ。」
「う、うん。」
一騒ぎあったが晴隆が宥めて落ち着いたようで、全員居間に座ったところで、晴隆が事情を話し始めた。
一通り話し終えたら
「魔女さんも大変だったね。いくらでも居ていいからね。」
「あ、ありがとうございます」
と歓迎の言葉をもらった。
その後、食事や入浴を済ませ晴隆が寝ようとしたときに扉がノックされた。
「ほいほいほ〜い。」
と扉を開けると、春隆の寝間着を身に纏ったカメリアがいた。
「実は私、一人で眠れないの、あ、その、い、一緒に寝てくれないかな?」
「お安い御用だ。いいよ」
「ありがとう。」
「そうだ。カメリア、腕を上げて回ってくれない?」
「?。いいわよ」
くるりと回ってもらう。
「ありがと」
軽くお礼をする。カメリアは頭に"?"を浮かべたままだが。
ふと、カメリアが小さい欠伸を漏らしたのでカメリアとベッドに入る。
「おやすみ。」
二人は深い眠りに落ちていった。
お疲れさまでした。
来年3月まで主が忙しいので不定期になります。
すみません。