9話:買い出し(下)
お久しぶりです。
現実のほうが一段落したのでこれからは投稿頻度を上げていければな
と思っています。
「晴隆ぁ〜あとは何買うの?」
「パソコン」
即答。桜木一家は全員ヲタクなのでパソコンは必須。カメリアにもそれの
良さをわかってもらいたく日用品とは別で16万円という大金を晴隆に託したのだ。
晴隆がもらったメモには母親が指定したメーカーの型番まで
きっちりと書いてある。
一行は向かいのビルに入っている大手家電メーカーに入った
つかさず晴隆は店員を捕まえて
「すみません、ER-12400FJというノートパソコンを探しいるのですが。」
「い、ER-12400FJですか」
店員の顔が引き攣っていく
「あ、在庫切れでしたか?」
「い、いえいえ。Winds製を求める人に驚いただけです。現在はMc製ばかりじゃないですか」
「あ〜分かります。」
店員と世間話をしながらパソコンコーナーへ向かう。
「こちらになります」
といって店員が指したのは、大手メーカー製の日本製で信頼性も高い
ノートパソコンだ
「オプションとして、純正外付けブルーレイドライブ、純正予備バッテリーを付けてください」
「かしこまりました。ブルーレイドライブはご自身で付けていただく形になりますが
よろしいですか?」
「はい」
店員に注文をして商品が手元に来るのを待つ。
数分後、店員が箱をもってこちらに来た。
「商品の方がこちらになります。お値段の方なんですが、店員割引と
在庫処分割引で10万円になります。」
「安いですね。いいんですか?」
「いいんです。このパソコン売れてないので」
結局この価格で買った晴隆であった。
「母さんに相談したら残りは山分けしなさいだって」
「これ2万、弥生の」
「えっ、もらっていいの」
「一人だけ無いのは気分が悪いから。晴隆もいいって言ってるし」
「二人がいいって言うなら、ありがたくもらうよ」
といって受け取った。
「晴隆は、これでなに買うの?」
「ゲームと布。今度はスポーツ用の作る。」
「さすが私のシナリオライター。抜かりないね。」
カメリアはついてこれてないのか、またまた頭に”?”を
浮かべている。
消耗品に関しては駅ビルよりも
晴隆の家の近くの複合施設の方が安いので昼休憩も兼ねてそちらに向かうことにした。
お疲れさまでした。読んでくださっている方
拙い文章にお付き合いいただきありがとうございます。
そしてこれからもよろしくおねがいします。