第8話 ショウスケと魔剣メナス Part1
ショウスケは以前異世界転生したこについて語り出す。
「今から8年前ぐらいかな? 急に異世界転移したの。まあ、俺も初めてサブインロストに召喚されたときは少し驚いたよ。召喚されたら知らない男の人たちに話しかけられてさあ、勇者様! とかいわれてびっくりしたけど。 まあでもこゆーうの何かのお約束って感じだからそこらへんはあんまし気に何なかったけど.. 」
異世界行きを当たり前のように話すショウスケに対しメリアは、
「あんまり驚かなかったんだ。いきなり異世界にきて何これとか!? 私はこの世界に来たときは結構こっちの生活に慣れるのにくろうしたけど.. 」
「まあ、俺は何回もこーゆうの経験しってるつからかなあ つか、この世界も俺にとって馴染みのある世界の日本人じゃないし 」
「何回も!? 」
「何回っていっても実質4回だけだけど。 それよりも本題に戻るけどいいか? 」
「色々とツッコミたいところはあるけど、とりあえず話をすすめて。 」
勇者として召喚されたショウスケはまずこの世界の状況を説明され、次に膨大な魔力の『魔剣メナス』を貰う。この魔剣の魔力は捕らえたエルフから奪った魔力である。
ショウスケの身長と同じ位の長さの魔剣は巨大な大剣で物理攻撃を防ぐには十分な厚みがある。魔剣の中心には赤いラインがあるが、これは使い手によって色が変化するものだ。ラインの色は使い手の属性を表しており、赤色は火属性だということがわかる。黒い持ち手部分は刀部分と比べて細いが、魔剣を振り回すのには十分な強度である。
「んで、俺はこの貰った魔剣メナスで敵の亜人共を倒したんだ。俺が来て3日ぐらいで襲撃は終わったかな? でも攻め終わった後に分かったんだけど、攻撃を仕掛けてきたのは亜人王国のエルフ族達じゃなくて一部のカルト集団とか呼ばれてるエルフ族『ビリーバーズ』だったんだ。 」
カルト集団と呼ばれている一部のエルフ族の『ビリーバーズ』はある預言を信じている集団だ。その予言とは
「禁断の者 この世界 終わらせる」
今回の起きた事件は『ビリーバーズ』達による襲撃だった。今回の事件をわずか3日で解決したショウスケはサブインロストには滞在せず、ショウスケの元いた世界へに帰ることを決める。
「実際の話、ここからが問題だったんだ。日本に帰れたと思ったら俺の知ってる日本じゃねーし、俺の名前もショウスケとか勝手に名前変わってるし、一部の友達とか性別変わってるし.. まあ、俺の母さんはかなり若くなったし美人だから良いけど.. まあ、今はこの話はしなくてもいいかあ まあ、この魔剣メナス貰えたから別にいいんだけどよ 」
「8年前ってたしか、たしか広祐さんが異世界に転生した年だったような.. 」
「そう、今度は俺がこの世界にきた次元の影響で広祐さんが別の世界に飛ばされちまったんだ。 」
メリアはある疑問を浮かべる。
「でも、どうしてあなたと広祐さんが異世界に飛ばされたことが関係してるって分かったの? 」
「実は俺もこの世界に来て一年ぐらいはそれに気がつかなかったんだ。あの人に会うまでは。 」
ショウスケはこの世界の日本に来て、彼はある男に出会う。その男は物理学者であり、異次元の研究を30年間ずっと異次元空間の存在や並行世界の存在の研究などを続けている。
そう、彼の名前は、Dr. パワー・ブレイン。