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クロシロ  作者: 鳥飼泰
番外編
12/21

Twitter小ネタまとめ

Twitter(torikaitai_yo)で上げていた、小ネタです。

おつまみな感じで楽しんでいただけましたら。

********************

お気に入りの後輩


「先輩、ほんとご迷惑おかけしました!」

「後輩のフォローをするのも先輩の役目だからね」

「うー、俺も後輩ができたら全力でフォローします!」

「うん。そうやって後に繋いでいってくれたらいいよ。でも、あんまり早く独り立ちされると寂しいなあ」

「先輩、そういうところっすよ!」

「なにが?」


********************

黒魔術師長の質問


「クロム、白魔術師との合同業務はどうだった?」

「師長。今回は魔石に魔力を流してもらっただけなので、特にどうとは」

「そう。スノウはどうだった?」

「アッシュが言うには、すごい白魔術師らしいので、魔術を見てみたかったですね」

「そう…………その機会もあるかもね」

「??…………はあ」


********************

情報源


「先輩、昨日の爆発は白魔術師棟の事故でした。詳細不明ってことになってますけど、原因はブランカっていう人っす」

「え、ブランカさんまた何かやったの?というか、どこからそんな情報を……」

「俺の彼女がそういうの得意で、なんかいろんな情報を握ってて。俺、彼女には絶対勝てないっすよ……」


********************

その理由は


「師長、最近は王宮内の仕事ばかりですね」

「……ああ、そうね。クロムはしばらく外には出せないかもしれない。外の仕事の方がいいの?」

「まあ、外の方がいろいろ新鮮で興味深いものがありますしね。でも、今は珍しい同僚もできたので、そちらも興味深いです」

「そう。うまくやってるならいいわ」


********************

貸し


「師長、ご機嫌ですね」

「ふふ、ちょっと白に貸しをひとつ作ったからね」

「うわ、白魔術師長、なんて無謀なことを……」

「白の師長って、あのちょっと気弱そうな人っすよね」

「あの人がどうこうというより、周りにちょっと問題があるよね。うちの師長とか」

「うふふ。何で返してもらおうかなあ」


********************

見てた


「アイビー、クロムに会いに行ったな」

「あれ、よく知っているね」

「廊下から見かけた。手を握っていたな……」

「うん。つい興奮しちゃって。わたしもクロムと仕事をしたいなあ。師長に頼んでみようかな」

「待て」


********************

白魔術師長の憂鬱


「師長、白魔術師棟では、一緒に仕事をする黒魔術師が指名できるらしいですよ」

「ああ、それね。白の問題児たちが勝手に指名して駄々こねてるだけよ」

「駄々……」

「クロムが最近仲良くしてる、スノウとアイビーなんてその筆頭ね」

「問題児……」


********************

合同業務の裏側


「頼むよ、黒さん。うちのスノウがどうしてもって言うんだ。クロムとの合同業務にして!」

「はあ?クロムは私の個人任務で忙しいの」

「スノウがせっかく黒魔術師に興味を持ってくれたんだから、大事にしたいんだよ」

「まあ、部下が可愛いのは分かるけどね……白、貸しひとつよ」


********************

白魔術師は感覚派


「アイビーさんって、作業が早いですよね」

「そうかな?あまり人と比べたことがないから分からないけど」

「いや、相当早いと思いますよ。ほとんど手が止まらないですし」

「うーん、まあ次に何をするべきか、なんとなく感覚で頭に浮かぶからかな」

「感覚で……白魔術師らしいですね」


********************

気にしてた


「……俺は、力押しなのだろうか」

「え、しょんぼりですか、スノウさん?どうしました?」

「いや、書庫でアイビーにも言われたからな……」

「まあ確かに、あの提案はどうかと思いますけど」

「やはり…………」

「あ、ごめんなさい。そんなに落ち込まないで、……言い過ぎました!」


********************

まだ知らない二人


「最近、クロムに会っていない気がする」

「そうなの?忙しくて、また黒魔術師棟から出てこないんじゃない?」

「昼食でも会えないし、仕事の依頼も来ない」

「うーん、師長にお願いしてみたら?黒の師長から無理やり仕事もぎ取って来いって」

「そうするべきか……」


********************

知ってしまった


「師長」

「え、…………なにかな、その気合の入った顔は?スノウ?」

「クロムとの仕事がほしい」

「……クロム?黒さんのお気に入りで、君のお気に入りでもあるクロム?」

「そうだ」

「あれ、知らなかった?クロムはちょっと前にキナバル支部へ赴任したから、王宮には居ないよ」

「は?」


********************

再会の挨拶


「いいかい、スノウ。友人というのは、久しぶりに会ったら抱き合って喜ぶものだよ」

「そうなのか?」

「うん。お互いの存在を感じて、再会を噛みしめるんだ」

「なるほど。……しかし、クロムは女性だが、失礼ではないか?」

「やだな、だからいいんだよ」


********************

どちらの手


「おかえり、スノウ。ちゃんと腕輪は渡せたかな?」

「アイビー。ああ、喜んでくれた」

「そう。左手に着けてあげた?」

「ああ、お前が言ったようにしたが。だが、良いのだろうか、左手に装飾品を贈ってしまって」

「ふふ。その方が効果がありそうでいいじゃない」


********************

静電気強化


「クロム、静電気魔術師って、なに?」

「あー、前任が負傷した理由が、派手に電撃魔術を暴発させたからで。しばらく帯電してバチバチしていたらしいです」

「へえ。派手に……」

「そこは重要じゃないですよ?」

「よし。クロムの腕輪も派手に電撃を出すようにしておこう」

「え、アイビーさん?」


********************

在庫僅少


「スノウはずいぶんとクロムと親しくなっているみたいで」

「そう……」

「これからも好きなだけキナバルへ行かせてやりたいんですよ」

「…………」

「だから、その抱え込んだ精霊蜜を渡してください、師長」

「これが無くなったら、後は緊急時用のごく少量しか残らないよ!?もう勘弁して!」


********************

後輩は気付いた


「先輩、今日なんかあるんすか?」

「なんで?」

「いや、なんとなくそわそわしてるから」

「うーん、今日はスノウさんと部屋での夕食の予定だからかもしれない」

「……なるほど。着々と距離を詰められてますね」

「ん?」


********************

お皿洗い


「魔術でやれば一瞬だが、こうして手作業で洗うのも良いものだな」

「そうですね、億劫な時は魔術で片付けてしまいますが、手で洗うのもけっこう好きです」

「ああ、一緒にやっていると、楽しい」

「ふふ。スノウさんが楽しそうだと、私も嬉しいです」


********************

白の問題児コンビ


「その腕輪、相当にえげつない力があったんですね」

「うーん、私も知らなかった。アイビーさんが調整したからかな」

「え、スノウさんからもらったんじゃ?」

「うん。アイビーさんが回路を組んで、スノウさんが魔力をこめてくれたの」

「……うへぇ、その組み合わせが、すでにえげつないっす」


********************

黒魔術師長の机


「師長がさ、以前にスノウさんをからかって魔力を暴走させたらしいんだよね」

「あー……。けっこう派手なことになったらしいっすよ」

「窓と扉が吹き飛んだんだって」

「でもそれって、師長がお気に入りの机を死守したから、よけい他に被害が出た結果らしいっす」

「……ほんとに自業自得」


********************

じっと目で語る


「それではスノウさん、また今度」

「ああ」

「…………」

「…………」

「……あの?」

「クロム、……」

「あ。……行ってらっしゃい、スノウさん」

「ああ、行ってくる」


********************

行ってきますの後は


「クロム、」

「あ、スノウさん。いらっしゃい」

「……ただいま」

「!」

「…………」

「……、おかえりな、さい」


********************

同時に小話もひとつ投稿しましたので、よろしければどうぞ。

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