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月曜日の朝
突然鳴り出した目覚まし時計に驚いた僕は、ベットから派手に落ちてしまった。寝起きで無防備だったせいか、背中を強く打ちつけて立ち上がれない。僕は溜息をついて、少しの間、天井に備え付けられた小さな窓を眺める。昨日見えていた夜空はすっかり澄み渡った青空に変わっている。永遠に来なければいいのにと願った朝は、やはりいつもどおりやってきた。今日は月曜日で学校だ。またあの地獄に自分から向かわなければ行けない。そう思うだけで憂鬱だ。僕は少し楽になってきた体をゆっくりと起こす。たまたま近くに放り出された目覚まし時計を見ると、あと3分で8時だ。もう少し時間があると思っていたが無いようだ。僕は綺麗に置かれている制服に数秒で着替え、家をでた。