表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生少年戦記  作者: 隣の黒猫さん
9/24

友情の亀裂

クラスに入ると、皆が視線を向けてくる。レンは、寝ていたため置いてきたのだ。僕に、話しかけようとトライしてくる人もいるが僕からすぐ離れる。話しかけずらいのだろう。なれた。


「ファイ、起こしてくれても良いだろ!」


「あっ、おはよう。」


暢気に、挨拶する僕。すると、ムスッとしたままだがきちんと挨拶を返してくれる。


「おはよ。それより、起こしてくれても良いだろう。遅刻するとこだったぜ。」


「頼むなら、母親に頼め。僕だって、暇じゃ無いんだ。一人暮らしだし、家事とか自分でしないといけないしな。」


「うーん、了解だ。」


「よう、おはようさん。朝から喧嘩か?」


軽いノリで話す。おなじクラスの、ニヘルだ。


「おはよう、ニヘル。ギリギリ遅刻だぞ?」


「えっ、マジ?あー、でも先生来てないしここはセーフだろ。それより、ファイ。」


「んっ、何だ?」


「お前は、巨乳美女と貧乳美女どちらが好みなんだ?俺は、巨乳グホッ……。」


近くの女子に、締め上げられる。


「すまない、そのての質問は受け付けない事にしてるんだ。そもそも、朝一の質問がそれとかはっきり言えば……ひくぞ……。」

 

ため息を吐き、ヤレヤレと思いつつ言う。


「右に同じ。空気読めや……。」


「だって、気になるだろ!特に、女子は!」


すると、一部の女子が赤らめる。僕は、しらばくれる事にした。この手のトラブルは、はっきり言ってごめんだ。ため息を殺して言う。


「んっ?何で女子なんだ?」


「……まさか、恋愛的に鈍いのか!」


「そもそも、恋愛どころじゃ無かったし興味ないからな。専門外だ。」


シーン……。


「もっ、もしかして初恋とかは……。」


「あるわけ無いだろ?」


「まぁ、こいつに恋だの愛だの言っても無駄だと思うけどな。諦めろ、ニヘル。」


レンは、苦笑交じりにニヘルに告げる。


「そんな、馬鹿なぁ……。」


すると、先生が入ってくる。


「静かにしろ。さて、授業を始める。」




キーン♪コーン♪カーン♪コーン♪




「やっと終わった。」


「ファイ、食堂に行こうぜ。」


「あぁ、分かった。先に行っといてくれ。」


教科書を直し、次の授業の教科書を置いて食堂に向かう。だが、レンが居ない。


「あの、レン見てませんか?」


「あいつ?ここには来てねぇけど。」


胸騒ぎがして、先輩に礼を言うと走り出す。その様子を見た、先輩たちは急いでファイを追う。


「ファイ、レンがどうかしたのか?」


「食堂で、待ち合わせしてて。レンは、先に行って居るはずなんですけど居ないんです。」


「それだけか……。」


真剣に、ファイを見る先輩たち。


「胸騒ぎがして……。嫌な予感がします。」


「……なるほど、俺も他の奴らに協力を求め探してみる。それと、まだ何かあるか?」


「いいえ。あっ、武装してた方が良いです。」


「……その根拠は?」


真剣に見てる。


「武器を持ってない相手なら、レンなら大抵は大丈夫です。でも、戻って来ないと言うことは。」


「敵は、武装しててなおかつうちの生徒では無い可能性がある……か?」


その通りだと頷く。先輩たちは、事の大きさにため息をつくと頷きあう。そして、チームに別れるとバラバラに別れる。僕には、リーダーらしき先輩がついてる。先輩は、僕に言う。


「もし、その予想が外れてたら退学ものだぞ。」  


「覚悟の上です。あんな奴でも、友人ですからね。ほっとけません。」


すると、先輩はフッと笑う。


「よし、気に入った。俺は、この学校の生徒会副会長アイガス・メイフィンだ。いつでも、頼れよファイ・シュナータ。にししっ♪」


パーン!バーン!パヒュンッ!


「ファイ、ビンゴだ。相手は、うちの生徒では無い。恐らく、サリバーズ軍の奴らだ。どうやら、レンは魔法で抵抗してるみたいだ。」


仕方ない、腹をくくりますか。相手が武装している以上、情けは命取りになる。ならば、どうするか………殺すしか無い。


「ファイ、分かっているとは思うが……。」


「はい、容赦するつもりはありません。」


遠距離用の魔法陣を展開させていく。


「穿て……」


光の刃がきらめき、残像を残して敵を自分の的だとばかりに貫通していく。行われているのは無慈悲な虐殺。血の臭いに、吐き気を覚える。レンは、僕を恐ろしい物を見る目で見ている。


「レン、お前は何て目で見てやがる!」


「先輩、大丈夫です。慣れましたから。」


少し、困ったように笑う。


「だが、退学覚悟してまで助けに来たのに。」


その言葉に、ハッとなるレン。僕は、苦笑交じりに言う。レンにも、ちゃんと聞こえるように。


「間に合って良かった。さて、体調が悪いのですみませんが帰ります。」


確かに、顔色も良くないし初めて人を殺したのだから休ませないといけない。


「……わかった、片付けは任せろ。ちゃんと休めよ?それと、無理させて悪かったな。」


「いいえ、こちらこそ巻き込んですみませんでした。後片付けも、任せてしまって。」 


「いいって、それより休め。じゃあな。」


ファイは、頭を下げ去っていく。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ