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転生少年戦記  作者: 隣の黒猫さん
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エピローグ:戦争の終わり

ついに、終わりだ。

部屋に戻り、軍服を脱いでベッドに座る。すると、サイレンが鳴り響く。来たか……。


戦場で、根比べが始まればこちらを狙うのは予想であれ分かっていた。さて、どうしようか……。


ベッドに、ポフッと倒れる。もう、嫌だ……。


「今の君の命は、君だけのものじゃ無い。死なれると、困るから見張るように言われて来た。」


マイクをつけたまま部屋に来る。


「最低だな……。僕にこのまま、苦しみ続けろと言うのか?この戦争は、僕さえ居なければ起こらなかった。言わなければよかった………。」


「でも、君が言わなければあの葵さんも僕らも死んでたかも知れない。そうおもえば……」


「それ以上の犠牲者が出る、戦争に繋がるなら言わなかったよ。僕の知識は、危険なものばかりで簡単に人を殺すものなんだよ。分かるでしょう?僕は、僕自身がとても怖いんだ……。」


はき出すように、言う。思わず黙る先輩。


「僕には、君の辛さが理解出来ない。むしろ、羨ましいとさえ思ってた。でも君は、ずっと我慢してたんだよね。小さい頃から………。」


小さい声で、本音を打ち明ける先輩。


「当たり前ですよ。前世の記憶があるのに、無理矢理に魂にこんな情報を刻まれて……。」


ダーン!バーン!


「もうここまで……。」


ファイは、無言で軍服を着てベッドに座る。


「お邪魔する。」


先輩は、戦うが捕まってしまう。


「ファイ、大人しく武装解除しろ。じゃないと、こいつをここで殺すぞ。さぁ、早くしろ。」


「………分かった。」


そう言うと、ナイフで自分を突き刺した。


「「!?」」


沈黙が、その場を支配する。


「そいつはいい、早くファイに回復魔法だ!」


「ファイ君、何で!」


「………。」


ファイは、痛みに気を失う。


「危ねぇ……。何て事しやがる。」


ホッと息をつく。


「ホッとしたとこ悪いが、その子は返して貰うぞ。彼は、私達のものだ……。」


「もの扱いかよ。俺らの軍と、対応は同じか。」


そう言うと、部下に任せて窓から外へ出る。


会話は、戦場にも届いていた。


「ファイが、連れて行かれた。」




☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆




「簡単に捕まってんじゃねえよ。」


新達は、急いでいた。ファイを、助けるために。


「ほぉ、素晴らしい。さて、彼からどんなふうに情報を吐かせますかね。」


ニヤリと、気持ち悪い笑みを浮かべファイを上から下まで舐め回すようにねっとり見つめる。


「もし、ファイに性的嫌がらせや屈辱を与えたら殺すからな。あと、まだ触れるな。」


冷たい声でいう。


「ん………。」


「おはよう、ファイ。」


手首を結ばれて、膝立ち状態で目を覚ます。


「……死ねなかったか……。」


ポツリと言う。カインは、少し怒って。


「死なせるかよ。」


「さて、まず聞こう。大人しく、情報を言う気は………無いようだね。」


無言で頷く。カインは、心配そうである。


「ならば、吐くまでいたぶりますかね。」


その言葉に、薄く笑うファイ。痛いのは、慣れている。いたぶられるのは、幼い頃から経験済みだ……。やれるものなら、やってみれば良い。


言外にそう言っているようだった。


「なるほど、カインさんこれは無理です。」


「好きにしろ……。」


そう言うと、椅子に座る。


「さて、少し触りますよ。」


「……やっ……放……」


ゾクッとして、抵抗するが縛られてて逃げる事が出来ない。小さく、悲鳴をあげる。


「ギリギリセーフか?」


「いや、どう見てもアウトでしょ!」


「まだ、くすぐられてるだけだろ。」


「そうだけどさ……。」


カインは、こいつらファイを助ける気あるのか?

と言うような、視線を向ける。


「おや、邪魔ですか?今から本格的に……ブハッ!何するんです、カインさん!」


「くすぐるまでは良いけど、本格的に何をするんだ変態じじいが!殺すぞ!」


新達は、ファイの紐をナイフで切り。今のうち、とばかりに連れて行く。


「助かったけど、良かったの?」


「俺らのせいで、お前を苦しめたからな。」


異世界人の1人が言う。


「でも、新は殺すくらい僕が嫌いなんじゃ…。」


「うるせぇ、心変わりくらいする。」


少し、照れたように顔をそむける。


「まずい、パスワード認証だ。」


「はぁ…、退いてくれる?」


すると、素早くパスワード認証を解除する。


「すげぇー。パスワード無しで……。」


「母の作った、システムだからね。」


そう呟き、走り出す。


「なるほど、狙われる訳だ。」


皆、納得の視線を向ける。


「くそぉー、追いつかれる。お前だけは、逃げてくれ。皆、行くぞ!」


窓から、突き落とされる。


「痛たた……。」


魔法で、衝撃は消したが痛かった。加速の魔法を使い、逃走する。たぶん、彼らはこの戦争が終われば殺処分されるだろう。救わなければ……。


マイクの波長を思い出し、割り込むように一方的に告げる。真剣な声音で、早くこの戦争を終わらせるために早口に同じ事を2回言う。


『地雷原から距離をとり、遠距離魔法で地雷を誤爆させろ。近くには、絶対よるな。場所が分かるなら、軍人なら簡単だろ?』


プツリ……。


「今のは……。」


「聞こえたな、各隊距離をとり遠距離魔法で地雷を誤爆させるぞ。移動開始。終わりしだい、全力で攻め込むぞ!始め!」


~3時間後~


「これより、攻め込むぞ!進め!」


うぉおおお!


攻め込む味方を見つめて、安心して座り呟く。


「神は、何をしたいんだ?」


「神は、感情に興味を持たれました。だから、異世界人を迎えたりしたのです。申し訳ありません。ですが、その対価に1つ願いをかなえてさしあげるとおっしゃっていました。」


「……感情なんて人それぞれで、にている事はあっても同じものはない。それが、答えだ。」


そう言うと、立ち上がり振り向く。そこには、誰も居らずため息をつく。


もうそろそろ、戦争が終わる。


「あっ、居た。そっ、その……。」


レンが、言い辛そうにこちらをうかがう。


「……これで、終わる。あの神ともさらばだ。」


そう、小さく呟く。


「えっと、何て?」


「………。」


無視して、レンの隣を通り過ぎる。


皆、話しかけられない。


「何やってるの?早く終わらせてよね。僕は、僕でしないといけない事があるんだから。」


不機嫌そうに言うと去っていく。


「了解。」


苦笑交じりに、戻っていく。


その頃、新達は暴力をふられ処刑場に連れて行かれていた。皆、諦めの瞳で軍人達を見ている。


「おまたせ。」


軍人達を、あっさり沈めて言う。


「何で!」


「さて、君たちに問おう。帰りたいか?」


この映像は、外にも流れている。


「何言ってんだよ!帰れないって言ったのは、お前だろう!それより、早く逃げろ!」


「帰れる方法が、見つかったとしたら?」


異世界人達は、驚いてファイを見つめる。


「本当に、見つかったのなら帰りたい!」


「そっか。だってさ、早く叶えてよ。それが、僕の望みでもある。叶えてくれるんでしょ?」


すると、異世界人達を光が包む。


「これは、俺らが呼ばれたときのと同じ……。」


「さよなら。出来れば、この世界のことは忘れて欲しい。心の平和のために。」


異世界人達が、消え去りファイは呟く。


「さて、これで目的は終わっただろ?」


そう言うと、あの少年が現れ頷く。


「お前は、自由だ。」


そう言うと、消え去る。


後の話になるが、この3つの国は平和条約のため戦争を起こさなくなる。


そして、ファイは行方不明になり……。見つかることは無かった。

この話で、最終回です。ありがとうございました。戦記は、難しい……。ファンタジーに戻ろう。(-ω-;)

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