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転生少年戦記  作者: 隣の黒猫さん
13/24

勧誘

あれから2年たった。僕は、10歳になり後もう少しで11歳。ため息をつく……。


「聞いてるのかね?君を私の隊に入れてやると言ってるのだ。さっさと、入れ!」


無視だ無視……。かかわっても良いことはない。


「所詮は、親の七光りなのだろ?優しい私が、マスコットがわりに入れてやると言ってるのだ。感謝するんだな。さぁ、書類を書け。」


はぁ、こいつそんなこと言ったら……。周りの生徒達が、不愉快そうに眉をひそめる。


ちなみに、僕の成績は学年3位で決して親の七光りなのではない。こいつが、馬鹿なだけ。


「無理な勧誘は、軍法で禁止されてます。」


そう言って、オレンジジュースを飲む。


「ふんっ、無理な勧誘では無い。」


「それは、貴方が決めることじゃない。」


「うるさい、黙れ!ガキは、大人しく大人に従っていればいいのだ。」


プチッ  僕の中で何か切れる音がした。


「子供は、戦争の道具じゃない!」


食堂に、僕の怒りの声が響く。シーン……。


「そして、大人の道具でも無い。僕ら子供にも、心はあるし傷つく。貴方の考えは、根本的から間違っている。本当に、ベテランの軍人なんですか?耳を疑いましたよ。」


「この、無礼者が!私に逆らって、ただですむと思ってるのか?お前なんて、父親共々潰してやるからな。泣いても、許さんぞ!」


「どうぞ、やってみれば?」

 

あっさりと言う。皆驚く。


「はんっ、強がりおって。」


馬鹿にしたように笑う。うん、残念だな。ピッ♪録音機を止めて先程の会話を流す。


「聞いてみて、どう思います?」


「ふんっ、それを壊せばいい話だ。」


うん、お馬鹿さん♪この食堂は、軍が運営してるんだよ?もちろん、ベテランの軍人が今も生徒と混じってご飯食べてるわけだ。


そして、軍法の1つに一般人への暴力を禁ずるとある。僕は、軍学校の学生(・・・・)なのでまだ一般人の扱いなのである。奪おうとして、僕を殴る。食堂から、ちらほら悲鳴が聞こえて学生達が怯えてるのがわかる。軍人の面目が、潰れた。


こうなれば、会話も全て聞いているいじょう何か動かなければ更にどん底だ。 


軍人たちは、食事を中断して殴った軍人を押さえつける。ロゼが、昼のため食堂に入って来る。倒れて、軍人たちに心配そうに声をかけられてるファイを見て。とても、冷たい声で言う。


「これは、どう言う事?何で、息子が倒れているのかな。説明して……。」


皆、ゾッとしてロゼをみる。


「これを聞いてくれ。」


1人の軍人が、さっきの録音を流す。


「へぇー、僕共々潰すか。面白いこと言うね。」


みんな、クスクスと笑う。


「というかファイ、わざと攻撃受けたでしょう。彼が潰れるのはいいけど、軍まで巻きこんじゃ駄目。それにファイなら、こいつくらいどうとでも出来たでしょう?まったく……。」


「ごめんなさい。」


苦笑する。


「いや、その場合でも軍人の面目は潰れてた。どのみち、同じだろ。」


それもそうか、と頷く。ロゼと別れを告げ、食堂を出て行く。はぁー、疲れた。

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