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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

君のことを想う

作者: 優馬

日常BL物です。少し悲恋かも。現役DCが書く大学生恋愛小説(笑)

日曜日の朝、今日は清々しいほどの秋晴れである。普段は少し面倒くさい洗濯もここまで晴れているとむしろ面白くなってくる。

俺が洗濯の面白さに浸っていると「ピンポ〜ン」と少し間抜けな音が玄関から聞こえてくる。

またアイツか、と思いながらもドアを開けるとやはりアイツこと桜庭蓮が一瞬にして飛び込んできた。

「聞いてよ健吾〜 オレ、また振られちゃった〜!!」

おいおいお前また振られたのか。もう何回目だよ。もう呆れを通り越して尊敬するわ!と言いたいのを我慢して、俺は親友に慰めの言葉をかけてやることにする。

「まあお前が悪いんじゃないって。な?今回の人とは相性が悪かっただけだって。」

うん。我ながら完璧な慰めゼリフだな。

すると、これもいつもながら途端に蓮は元気を取り戻して鍋パーティーでもする気なのか人の家の食器棚から勝手に鍋を取り出してテーブルに設置する。

「よっしゃ!今日は酒でも飲みながら元気出すぞ〜!」

「おいおい、それは結構だがここが誰の家か分かってんだろーなあ!!」

俺はいつもの文句を口にしながら渋々と鍋に火をつける。

当初の予定を狂わされながらも俺はこういうのも悪くないな、と思っていた。


「でさあ〜、やっぱそういうとこが嫌いだったのかな〜?」

3時間後、完全に酔っ払った蓮はまだ未練たらたらの彼女の愚痴を言い続けていた。

「結局オレみたいに顔だけの奴より健吾みたいな奴のほうがモテるんだよ!結局!」

「おいおい俺より顔が良いことサラッとアピんじゃねえ。」

どうやらそろそろ蓮は彼女の愚痴に飽きてきたらしく、俺にやつあたりするという方向転換をしたようだ。

「っても俺は彼女いねーけどな。今は。」

「あれ?健吾って意外とモテるのに彼女いないんだ。」

「意外とってなんだ意外とって!」

確かに俺はモテる。初体験も13歳と蓮より1年ばかりはやかったし、大学に入ってからより一層モテるようになった。

まあ一番モテたい奴にはモテねーけどな。…俺は心のなかでそっと呟く。

「オレってやっぱり女運ねーのかなー。誰もオレと一緒に居てくれねえのかな。」

「俺は蓮とずっと一緒に居たいけど。」

「ははっ!こんなムサイ男いらねーよ!」

どうやら思わず言ってしまったセリフを冗談だと勘違いしたらしい。

それを知って助かったと思う半面もどかしくも感じてしまう。

横を見ると蓮は疲れて寝てしまっていた。その寝顔を見ながら俺はそっと囁く。

愛してるよ、と。

今回はなろうデビューなので趣味には走っていないはず・・・。

自分がこんな切ない系も書けたなんた驚きですね。上手く伝わったかはさておき。

大学生という設定を生かせず申し訳ありませんでした。

楽しんでいただけたのなら嬉しいです。


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― 新着の感想 ―
[良い点] blと恥。王道 [気になる点] 空の鍋に火をつけたのかしら [一言] 面白かったです
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