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可憐な花の陰の  作者: 澤 亜斗
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ダイアナの独白

私は幼馴染みに恋をしておりました。




しかし、その幼馴染みは私の妹に恋をしていたのです。






だから私はこの気持ちに蓋をしました。

蓋をして、彼らの恋が成就するよう手助けいたしました。












だって、妹ーーーエレナも彼のことが好きだったんですもの。

想い合う彼らを、誰が引き裂くことができましょうか・・・!



ですから、せめて良い人だと思われたくて心を砕きましたわ。

どうせなら綺麗な思い出のままでいたいという乙女心を分かってくださいませ。









彼を諦めるため、彼らを引き裂かないためにエレナに持ちかけられていた縁談を代わりに引き受けました。





本来ならば、私が長子なので婿を迎え、子を産み爵位を受け継ぐのですが、嫡男のいない家では直系云々はあまり関係ないので、エレナの子でもさして問題はないでしょう。




エレナがレオンとの子を産み、育てることを考えると胸が痛みますが、私はレオンもエレナも大好きのです。







彼らには幸せになって貰わねば。






私の犠牲のもとに成り立っているのですからね。

笑っていてくれねば、泣く泣く諦めた私が馬鹿みたいではありませんか。




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