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実家に帰ろう

今がふんばり所だ。


今がふんばり所だ。


そう呪文のように23才から17年ほど唱え続け……気づけば40回目の誕生日を迎えていた。


六畳一間の部屋で1人テレビを眺めていた。

昼のワイドショーで芸人がMCやっているやつだ。それに椅子にひな壇のように座らされたコメンテーターと言われるただの素人が為になりそうで為にならない浅いコメントを言うだけのつまらない番組。


パソコンのキーボードを打ちながらぼうっと眺めていた。

カメラが切り替わり政治家崩れのコメンテーターが映し出された。

『40過ぎて何も成功していなければ実家に戻りなさい』

キーボードを打つ手が止まってしまった。


……そうだな。こいつの言う通りかもな。


実家に帰るか。


23才で東京に上京して、それなりに文章を書いてきた。結果は三次選考止まり。

まあ、自分にしては頑張ったほうじゃないか?

……それに、もう40歳だしな。


それから、五ヶ月後。


高速バスから降り立ち、目の前に広がる地元の景色をじっと見つめた。

鼻を抜ける果物の香りと青い空が何処までも続いていた。

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