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鉄鉱山が危険地帯過ぎる

遅れた償いとして二日連続投稿…

予想通り中には吸血蝙蝠(ブラッディーバット)と言う魔物がいた。見た目はコウモリなんだけど血を吸ってくる厄介な敵だ。しかも数が多い。一匹いたら25匹は居るという状態だ。たまに毒持ちも居るらしいから怖い。その中での鉄鉱石を採取…これは辛いな。


「ちっ…また来た…」

「ひっ…また来たよっ!?」


大蜘蛛(ビッグスパイダー)が来た。そう俺達はここに入ってから大蜘蛛(ビッグスパイダー)に1度襲われたのだ。1度目は何とか足を切りつけ逃げ出したのだが…。


「足の傷が…無くなってる?」

「…本当だ。消えてる…」


まさか…別個体?そうだ…ククル先生ビッグスパイダーって治癒能力が高いとか…ある?


『ビッグスパイダーですか…足を切り落としたら即座に回復…はまず無いですね。』


て事は…別個体?


「ラウィン!前見てっ!」


アリエの声で反射的に避けた。


「ぐっ…完全に避けれ…てない。」


がまだ幸い擦り傷程度だ。まだ大丈夫。俺は先程の様なことが無いようにビッグスパイダーを目で追う。ビッグスパイダーは足を引き飛んでくる予兆を見せた。そして俺を殺すべくこちらに飛んでくる。ククル先生の効力で俺は軌道を予測…。


「今だっ!!」


俺は飛んで来たビッグスパイダーを直前の少し前に避けそして6本ある内の足の1本を切り落とした。


「GYAAAAAAA」


蜘蛛なのに叫ぶのかよっ!ちょっと気持ち悪い…。


ビッグスパイダーは足を切られたためにバランスを失い倒れる。かと言って不用意に近づけば餌食になるだろう。俺はビッグスパイダーの出方を伺う。


よろよろと立ち上がるビッグスパイダー。その目にはまだ殺意が籠っている。まだ狙ってくるだろう。…狙って来るのを待つ。その時から数秒、飛んではこずに糸を飛ばし攻撃してくる。俺はそれを捌きつつ、防御に転じる。相手は俺の事しか見ていないようだが。


「こっちは2人…いや3人だぜっ!?」

「はぁぁぁ!!!」


アリエはビッグスパイダーの足元に辿り着き右側の足を全て切り落とす。俺が1本落としていたので右側の足が全て無くなった。ビッグスパイダーは最後の一撃だ、と言わんばかりの攻撃を見せたが死に際の一撃に当たる程馬鹿ではない。最後は背中に乗り一差でビッグスパイダーは絶命した。


「がふっ」


と同時に俺は倒れた。


何で…?ぐっ。

『ビッグスパイダーの麻痺毒です。しばらくすれば元に治ります。』


そういう事らしい。


「ラウィン!?ラウィン!!」


だがそんな事情を知らないアリエは約15分ほど泣くことになる。その治った後アリエは暫く機嫌が悪かった。




「本当に心配かけないでよっ!!」

「いやごめん」


いや〜俺が一番死んだと思ったよ。まぁククル先生に麻痺毒って教えて貰ってからは安心して気絶したけどな。だからそこんとこほんとごめん、と心の中でも謝っておく。


麻痺毒が治った後は中にある魔石を取る。魔石の存在を知ったのは冒険者ギルドの本を見た時にククル先生に説明して貰った。魔石を取ると徐々に魔物は灰と化す。その前に皮などを剥ぎ取ると灰と化す事は無い。何でなのかは分かってないらしい。言わば定理だ定理。実際ククル先生にも定理です。としか言われなかったし、俺に分かることでは無い。多分ゲーム見たいな設定的な感じだ。多分。


「魔物に襲われすぎて鉄鉱石が全然取れてない」

「そ、そうだね…」


俺がそういうとアリエは少しテンションが低めのご様子。


「だがこれから取ればいいのさっ」

「確かにねっ」


テンションを上げとかないとこんな所でやって行けない。と言うかさっきから鉄鉱石無いんだけど。本当にあるのか?進めど進めど鉄鉱石が無い。あれ?無いんだけど。


『この深さでは出現しませんからね』

え?それ先に言ってくれない?

『全然出ないじゃん。見たいなラウィンを見てると何となく言わない方が面白いかなと。』

悪意あるよねっ!?絶対あるよね?!


そんなやり取りをしつつ鉄鉱石が出てくる深さまで来た。もちろん警戒しながら。途中で倒したブラッディーバッド達は魔石が小さく安い上に荷物がかさばるという理由で取らなかった。初めは取っていたんだけど量が多過ぎて取り切れない。と言うかこんなに多いなんて聞いてないんだけどな。それでも順調に鉄鉱石を集めて行く。規定量は渡された袋一杯だ。もう半分近く来ているし余裕だろう。


約25分後


辛くなってきた。俺もアリエも無言で鉄鉱石を集めている。会話は無い。と言うか意識せずに集めないと辛い。と言うか普通は鉄鉱石って地精種(ドワーフ)が集めるはずなのに。やっぱりこの魔物の多さのせいかなぁ。そんな事を思っている間に集めきっていた。


「終わったぁー!!やったね!!」

「ふっ!甘いぞアリエっ!遠足は帰るまでが遠足だっ!」


俺がそう言うと頭の上に?が着いている幻覚が見えそうなくらいの?顔だった。


そこから帰りは特に何もなく帰る事が出来た。

風邪引いたんでこの間に書きまくります

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