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【詩集】Shangri-La

君が祝福そのものだから

作者: 野鶴善明


 不思議だね

 この広い世界の

 別々の一隅に生まれ

 いろんな縁をたどって

 僕たちは巡り合った


 祈り続けていた

 倖せにしたくなる誰かに

 引き合わせてくださいと

 人生に躓いた夜を越え

 眠れない日々を過ごし

 曲がりくねった道

 夕闇を潜り抜けながら

 歩き続け

 やっと君と結ばれた


 こんなにも

 想ってあげられる人が

 この世にいるとは

 思わなかった

 こんなにも

 想ってくれる人が

 この地上にいるだなんて

 想ってもみなかった


 きっと君は

 神さまがくださった

 祝福に違いない

 ひとりぼっちのさみしさを

 味わいつくした後だから

 ふたりのあたたかさが

 ひときわしみじみ

 よくわかる


 君が祝福そのものだから

 僕は君を倖せにする

 風がそっと

 星に寄り添うように

 陽射しがゆったり

 海をつつむように

 君を愛してゆきたいな



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― 新着の感想 ―
[一言]  この手の詩は、大抵、感情過多で装飾過多なことが多くて、甘すぎる砂糖菓子を食べた時のような胸やけがするのですが、この作品はすっと染み渡るようで、一息ついた後の清涼水みたいな味がしました。  …
[一言] 冬は寒いからこそ暖かさが良く実感できるというか、この詩もそんな感じがしますね。「君が祝福そのもの」という言い回しが秀逸だと思います。
[良い点] とても優しく、素敵な詩ですね。 本当に縁は不思議なもの。そして奇跡だと思います。 読ませて頂きありがとうございました。
2017/01/15 08:13 退会済み
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