喰奪
黙々とニードルラビットの解体をする事約20分ニードルラビットの解体が終わりに近づいてきた
「やっと終わったぞニードルラビットの解体かなり疲れたぞ」
そう言い俺は血で汚れたナイフを泉の水で綺麗にする
(しかし昔解体をやった事があるとはいえここまで重労働だったとはな久しく忘れていたなでも、この肉を食べればスキルも奪えるし腹も満たされるし一石二鳥だな)
そう思い俺は解体されたニードルラビットを見る
「さて、肉は黒魔法を使って焼けばいいとして、この素材はアイテムボックスに入れればいいかなアイテムボックスの中は時間が止まってるみたいだし」
そう言い俺はまずアイテムボックスにニードルラビットから出た素材をアイテムボックスに入れた
ニードルラビットの針毛×10
ニードルラビットの針耳×2
ニードルラビットの針尾×1
(結構あるなこの素材は後々売るなり使うなりすればいいかなさて、次は黒魔法で火を起こそう)
そう思い俺は火属性の黒魔法の詠唱を開始する
「儚き火よ指先に集え<ファイヤ>」
そう唱えるとボウッという音と共に右手の人差し指から火が出てくる
「おぉぉすげぇ!!では早速そこに大量に落ちてる木の枝にこの火をつけるかな」
火を木の枝に付けるといい感じのたき火ができたので俺は火を付けなかった木の枝にニードルラビットの肉を刺し地面にその枝を突き立て焼き始めるそしてその火の前に俺は座りながら肉が焼けるのを待つことにする
数分後には見事に焼けた肉が出来上がり肉の焼けたいい香りが周囲に広がる
「凄くいい匂いがするな調味料とか何もないけどこのままでも美味そうだ」
そうつぶやき俺は焼きあがった肉を手に取る
「頂きます!」
ガブリと豪快にニードルラビットの肉に喰らいつくすると口に広がる肉の油の旨みと甘味そして肉を噛むたびに口内に広がる肉の焼けた香り
「美味い!!なんだろこの旨みと甘味それに獣特有の臭さが一切ない!」
そうこの肉には獣特有の臭みが無いのだ
そのまま俺は肉に夢中で喰らいつく
数十分後には焼いてあった肉をすべて食べ尽していた
「ご馳走様でした」
手を合わせながら俺はそう言い自分のステータスを確認した
「さて、どうなってるかな?」
名前 葛城百夜
性別 男
年齢 13歳
種族 人
LV :6
HP :48
MP :40
力 :41
敏捷 :39
体力 :45
知力 :50
魔力 :38
運 :7
パッシブスキル
腕力強化LV1
脚力強化LV2
アクティブスキル
白魔法LV1
黒魔法LV1
固有スキル
喰奪LV1
世界の魔眼LV1
気配探知LV2
装備
武器
:鋼鉄のナイフ(7級)
防具
装飾
:腕輪型アイテムボックス(測定不能)
「おお結構上がってるなそれに丸々1羽食べたからスキルを全部奪えたみたいだな気配探知は嬉しいな」
(結構上がったし街とか探す前にここら辺のモンスターを狩ってLVを上げたほうがいいな)
そう思いその場に残った火を足で踏んで消し俺は気配探知を発動しモンスターを探しに行った
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