転生
「ここはどこだ?」
俺はぼんやりとした意識の中そうつぶやく
「ここは、私の作った空間だよ少年」
するとどこからか優しい声がした
俺は起き上がり周囲を見渡すとそこには1人の優しそうな老人がいた
俺は質問をした
「あんたは誰だ?」
「私か?私は神だよ」
そう老人は優しい笑顔をしながら答えた
俺はその答えに驚きつつも言葉を発した
「へぇ、神かその神が俺に何の用だ?」
「驚かないんだなまぁいい単刀直入に言おう君には、異世界に転生してほしいのだよ」
そう神は言った
(なるほどよくある神様転生ってやつか)
「その通りだ」
「心を読むなよ...」
「すまんすまんで、どうだい転生してみないかい?」
神は優しい笑顔で俺に再び問いかけた
「なぜ俺なんだ?」
「それは...君が食べることが好きだからだ」
「まぁそうだな」
確かに俺は子供の頃から食べることが好きだなぜなら俺にはそれ以外にほとんど好きな物が無いからだ
「私は君みたいに純粋に食事を楽しむ子供が好きでね」
(ふむ、ならばこの神は食の神といったところか)
「まぁあながち間違いではないな」
「で?どうする?それなりに特典は付けるぞ」
特典か確かに転生先が異世界なんだ特典がないと俺みたいな一般人が生き残るのは難しいか、体術の心得もあるが難しいだろな
(でも、転生もいいかもしれない異世界にはその世界の食べ物があるかもしれないし)
「もちろん、あるぞ」
「まじか!?なら転生するぜ」
「単純な奴だ」
神が何か言ってるがそれどころではないだって未知の食材だぜ普通ワクワクするだろ!?
「では、転生させるぞ」
もう転生か
それより何か忘れてるような.......あっ!?
「おいちょっと待て特典はどうなるんだよ!?」
危ない危ない忘れるところだった
「私が君にぴったりな特典を与えよう」
神は優しい笑顔でそう言った
ふむ神が選ぶ俺にぴったりな特典かなら大丈夫だろう楽しみにしておこう
そうと分かれば早く転生させてもらいますかね
「じゃあ早く転生させてくれ」
「分かったからそう急かすな」
パチンッ
神がそう言うと指を鳴らした
すると地面から大きな音がしたと思ったら地面から大きな門が現れた
「その門をくぐれば転生ができるぞ」
やっと転生か楽しみだ!
「ありがとな、次の世界を楽しんでくるよ」
そう言って俺は門の前に立った
「ちょっと待て君の名を最後に聞きたい」
神がそう言ってきた
俺の名前かそうだなまだ言ってなかったなまぁ転生させてくれるわけだし名前ぐらい教えてもいいかな
「俺の名は百夜...葛城百夜だ」
そう言って俺は門をくぐった
「ふぅ行ったか」
葛城百夜か中々面白いやつだ
彼に与える特典は、はっきり言って使いこなせばかなりのチートだ
「まぁだが彼なら使いこなせるだろう何せこの私が純粋に面白いと思った人間だからな、ゆっくり見守るとしよう」
そう言って神は優しい笑顔を浮かべて空間から姿を消した
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では、次の話をお楽しみに~