●キャラ紹介 ※読まんでも大丈夫やで
補足に近いキャラ設定。自分の備忘録程度です。
読まなくても本編中でしれっとキャラの説明はあります。
若干ネタバレもあるので自己責任で。
【キャラ】
★アクシャ・エンサ・マシュラ(4893歳)
※人間換算で30歳、身長159cm。
魔界唯一の王子。薄紅の髪に強いシアンの瞳。男女の区別が付かない程美しい顔立ちだが、大体気の抜けたようなヘラヘラした表情をしている。
魔王子として、魔族としての役割と使命は十分理解した上で人間界に滞在、大いに楽しんでいる。
何故か関西弁で話すため、実は陰で人間かぶれと言われている。
性格は気まぐれかつワガママ・強気で、対応がその時の気分でコロコロ変わるため、周りはかなり振り回されている。何もなければ大らか。
基本的に部下の面倒見はよく、要望もある程度は聞いてくれる。ただし、方法や結果については保証しない。
世の中の殆どが自分より弱者であると認識しているため、無闇に手を出すことはないが、気分で苦しめることや怒らせて楽しむ事はある。
人間界の酒と食べ物が大好きで、人間界で滞在している間に自炊を覚え、家事も楽しんでいる。人間界では“レイ”と名乗り、人間に変身して働いている様子。
“ご都合魔法”という厄介な能力(厳密には魔法ではない)を持ち合わせており、この力が彼のワガママ放題に更なる拍車を掛けている。
13人居た魔王の内、8人を殺害している。
名前は「悪者・怨嗟・魔修羅」をカタカナにしたもの。
★エリクス・コール・アレックス(2943歳)
※人間換算で18歳、身長149cm。
アクシャの側近の1人。暗い紫の髪に緑色の猫目。
元魔王子の1人で、自身の父親(魔王の1人)が殺されるのを待ってからアクシャに傅いた、魔猫一族の裏切り者。本人は一切悪いとも思ってらず、同族が絶滅しても何とも思わない。
種族的な問題により見た目は実年齢以下の少年で、人間界では“リク”と名乗っており、通信制の高校に通っているという設定である。
趣味はアイドル鑑賞。バイト代も注ぎ込んでいるが、可愛い女の子が好きなのではなく、躾けられて歌い踊る動物のメスが可愛い、という理由。大体スマホをいじっている。
攻撃魔法と文章の暗記を得意としており、魔界の破壊はそれなりに楽しんでいる。
アクシャの妹のアクトとは仲が悪く、アコードには勝手に好かれている。
※コールのみ、(死の淵の)呼び声の意味。
★ヴェルディエル(年齢不明)
エルヴィエルの部下で、アクシャ討伐を任された聖族の女性。金の髪に2色に分かれた紫色の瞳を持っている。
上司であるエルヴィエルを心底敬愛しており、彼?彼女?の期待を裏切らぬようにと忠実に鍛錬を重ねてきた。
武器は雷を落とすことのできる槍だが、アクシャには試せていない。
結構騙されやすいウッカリタイプ。
★エルヴィエル(年齢不明)
ヴェルディエルの上司に当たる上位4階級の聖族。
灰茶色に白髪が混じった不思議な髪を緩く結った性別不明の人物。美しい虹の混じる翼を持ち、聖族達の憧れの的。アクシャにかなりの敵意を持ち、そのために部下を何名失ってもその度に部下を作り出し、教育・鍛錬を繰り返す執念を持ち合わせている。
自分の事を棚に上げる癖があり、かなりの激情型だがあまり人前には出さない。
★ベル(580歳)
※人間換算で29歳、身長172cm。
アクシャの側近の1人。聖族なのでアクシャの事は敵だと思っていたが、美味しい食事であっさり懐柔された。
アクシャからは「大型犬」と言われており、犬種的にはゴールデン・レトリバー。
主人であるアクシャには忠実で、役に立ちたい!と思ってはいるものの、現状は逆にお世話されている状態。
身体能力は悪くなく、鍛えられていたこともあって実は実力もそんなに低くはないものの、周りが強すぎるので目立てない。
サイスに対しては複雑な気持ちを持っているが、嫌いきれない様子。
聖界の教育方針により性癖が矯正されており、性的嗜好の対象は基本的に女性。
★アクト・エンセイ・マシュラ(4893歳)
※人間換算で30歳、身長179cm。
アクシャの双子の妹。アクシャとは違って完全な戦闘型の魔族であり、かなり好戦的だが、アクシャに勝てた事はない。兄であるアクシャを尊敬しており、かまって欲しさ・認めて欲しさから日々鍛錬を重ねている。
戦闘スタイルはもっぱら近接メインで、硬く凍らせた拳でその辺も敵も破壊してしまう。
エリクスとは仲が悪い。
髪は美しい勿忘草色、マゼンタの瞳で、顔の造形はアクシャと殆ど変わらないため、黙っていれば美女ではある。
13人居た魔王の内、3人を殺害している。
名前は「悪人・怨声・魔修羅」をカタカナにしたもの。
★アコード・ヒタン・マシュラ(2684歳)
※人間換算で16歳、身長169cm。
アクシャの妹。濃いルビーピンクの髪にイエローの瞳。
兄・姉とは違って魔法も力もそれ程強くはない(上級なりの強さはある)ため、頭脳に振った経緯がある。研究・開発をメインに行っており、様々な武器や薬を作り出してはアクシャが捕らえた反抗勢力の魔族達で実験を繰り返している。
兄・姉の事が大好きで、役に立ちたい一心で日々研究に勤しんでいるが、エリクスに関しては恋慕の気持ちもあって時折尋常ではないレベルのイタズラをしてしまう。割とアクシャも協力する事がある。
名前は「悪行奴・悲嘆・魔修羅」をカタカナにしたもの。
★サイス・ヒスイ・アスレイ(4593歳)
※人間換算で28歳、身長188cm。
アクシャの下僕(側近ではない)。白髪・褐色に似た梅鼠色の肌をした男性だが、元は青い肌である。
水妖族の元魔王子で、魔王とその妃である両親をアクシャに殺害され、仇を取ろうとし大敗。紆余曲折あってアクシャに従属する他無くなり、文句を言いながら従っている。
擬態(身体能力)・洗脳(固有魔法)の能力を持っており、洗脳はアクシャに封印されている。補助魔法が得意。
性格は割と真面目で潔癖、怒りやすく、高圧的で皮肉っぽい喋り方をするものの、意外と困っている者には手を差し伸べてしまうタイプ。
水妖一族は元々スライム形態の魔族であり、サイス本人も気を抜いたり極度の感情の振り切りなどで人型では無くなってしまう。水に溶けると心が安らぐらしい。
味の濃い食べ物が苦手。
※名前はトランプの6、悲水、アスレイ(イングランドの水の精)から
★ミカエル(215歳)
※人間換算で10歳、身長133cm。
聖界に居る上位2階級4名の内の1人。他にガブリエル、ウリエル、ラファエルが存在している。
真っ白な幼女の見た目で、実際に子どもらしい発言や振る舞いも見せるが、上位2階級は伊達ではなく単純な魔法でも周囲の聖族達を凌ぐ十分な力を持つ。また、利発であり察しも良いが、交渉経験は少ないため、4000歳を超えるアクシャには勝てない。
★破魔王(年齢不明)
アクシャ、アクト、アコードの父親。
自身以外の12の魔王の内、1人を殺害しているが、その理由は妻を殺害されたため。
自身の子ども達については可愛がりたい気持ちがあるのだが、アクシャが親の言う事をほぼ一切聞かず、その妹達も兄に心酔しているため接する機会がほぼ無い。大体の連絡をエリクスに行っているが、返事の中身は9割拒否である。
息子であるアクシャは混血の王子だが、彼の上っ面こそ穏やかなものの、純血の破魔である自身よりも凶暴だと認識している。一生反抗期の息子にオドオドしている父親のようになっているが、破魔王自身はかなり体躯も大きく、屈強な破壊の化身である。
アクシャの立てた目標も基本的には破魔王の意見を踏襲した上のものであり、魔界の破壊を進める事自体は完全に同意見。破壊をしつつ細やかな統治と開発を行うものへ昇華されている。