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底辺作家の異世界取材記  作者: 山岸マロニィ
Ⅲ章 インドラの杵編
41/55

== ここまでのあらすじ ==

 俺は牛山(うしやま)源太郎(げんたろう)。この世界では神代ヘヴンと名乗ってる。


 元々俺は、小説投稿サイトに居着く中学生底辺作家だったのだが、


「異世界で取材をして、リアリティのある異世界転生モノを書きたい!」


 と思ったところから、本当に転生してしまった……。


 突然やって来た見覚えのない世界で、オークに襲われて死にそうだったところを、バルサとニーナ夫妻に助けられ、俺はこの世界について知る事となる。


 ――ヘルヘイム。

 現世に強い思いを残して死んだ者が、生き返るための試練を受ける地。


 転生した時に与えられた武器と能力(スキル)を駆使して、転生者はこの世界を生き抜かなければならない。


 そして、女神ヘルのいる宮殿・エリューズニルにたどり着き、生き返りを願う事が、この世界に生きる転生者全ての希望――の、はずなのだが。


 この世界で命と同等の価値のある武器を奪って生きながらえる、略奪者集団が存在するのだ。


 彼らの名は、エインヘリアル。


 俺が世話になる事になったストランド村も、奴らの襲撃を受ける。

 そして、大切な仲間・星野コスモを失った。


 だが、ひとつ分かった事がある。


 俺に与えられた武器「原稿用紙」と「ボールペン」は、実は、この世界で最強クラスに強い能力を持つという事。


 俺の書いた「物語」が、現実となる。

 スキル名は、「小説家(ストーリーテラー)」――


 俺の能力で、エインヘリアルの幹部「アルファズの六賢」の一人・メフィストフェレスを倒した事で、村を捨てなければならなくなった俺たちは、エリューズニルを求めて旅に出る。


 バルサとニーナは、一緒に通り魔に殺された赤ちゃんを探して。


 山賊だったアニは、死刑にされた時に知った、「人を殺さないでいい人生」を得るため。


 ファイは、病弱で寝たきりだった自分から、誰かの役に立てる自分に生まれ変わるため。


 エドとチョーさんは、それぞれの役割を全うするため。


 重い過去を背負いながら、それでもめげずに進むんだ。


 ……ところが。


 エインヘリアルの力を借りなければ生きられない。

 そんな存在に出会ってしまった。


 自らの寿命と引き換えに、巨大ロボットを作り上げてしまったハヤテ。

 

 彼の妹のマヤは、自己中な兄のせいで死んでいた。

 そして、今度こそ兄を「二度と人を殺さないで済むように」、マヤ自らの手で……。


 絶望したマヤを救ったファイとの縁で、彼女も俺たちの仲間になる。


 こうして八人となった『神代隊(仮)』の旅は、まだ始まったばかり……。

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