キサマに実行する調教は決まった
「グフフ、今日からキサマは私の奴隷だ。これからた~~~~っぷりと可愛がってやろう」
ワキワキと両手の指を動かし、口角の吊りあがったような気色悪い笑みを浮かべながら、変態キモデブ領主は奴隷ちゃんに近づく。
「ひぃ……ん、痛いのはいやいやなの」
布切れ一枚で辛うじて裸体を隠したような恰好の奴隷ちゃんは涙目になりながら後ずさるも、既に変態キモデモ領主の鼻息が奴隷ちゃんの顔にかかりそうな程に接近していた……!
「すん、ふむ。まず始めにキサマに実行する調教は決まった。恐れ戦け、30分耐久スコール刑に処してやろう」
変態キモデブ領主は水属性魔法の詠唱を開始する! 奴隷ちゃんの真上に黒い雨雲のようなものが出現し始めたのだ!
「ひぃ……魔法。誰か!? 誰か助けてぇええ!」
「ぐふふ、泣いて助けを乞いながら逃げようとしても無駄だ。テンタクルバインド!」
すると、突如触手たちが奴隷ちゃんの周りに出現し、両手、両足に絡まって大の字のような形に拘束してしまう。
「やだーー!やだやだ!」
そして、奴隷ちゃんの身体至る所に小さな触手がまとわりついてくる……!
「グフフ、ちなみにその触手どもは人間の汗や体液といった老廃物、特にスメルの強いものが大好きでな。毛のような刺胞からキサマに付着している体液をチュッチュドレインするのだよ。尤も、これを受けた者の中には自ら触手に身を投じたくなる者もでてしまうらしいがな? クククッ」
「気持ち悪いのいやいやなの~、クセになんっかぜったいにぃっならないっんっのっんんっ!」
とはいうものの、触手さん達が奴隷ちゃんの身体中いたるところをもぞもぞ動きながら優しくソフトにちゅっちゅドレインするものなので、嫌でも甘い声を漏らしてしまうのであった。
「グフフ、まぁ、それは今回の本題ではないのでさておくとして、ようやくスコールを発動するための魔力がみなぎってきたぞ! さぁ、刮目しろ! 我願うは渇きを潤す慈悲の抱擁! 来たれ、暗天の川より流れ堕ちるは水神の涙。スコール!! あ、それと雨の温度は人肌くらいでお願いいたします」
「りょ」と一言どこからともかく声が聞こえた後、奴隷ちゃんの頭上にだけザアーーーッという凄まじい勢いで雨が降り注ぐ。ついでに真横からも奴隷ちゃんに向けて温水が射出されている。
「うわーーーー! 雨が痛いよう! 濡れちゃう!」
なお、触手さんがきっちり巻き付いているので奴隷ちゃんの布切れがはだけるような事態にはなっていない。
そして、刑の執行を終えた後、変態キモデブ領主は触手から解放されてヘトヘトになっている奴隷ちゃんの下あごを掴み、キスできそうな位置まで顔を近づけて鼻息を吹きかけた。
「グフフッ、1週間くらいぶっ続けでくんずほぐれつレスリングをしてきたようなバッドスメルから生娘らしいグッドスメルになってきたな。さて、30分スコール刑を受け続けた気分はどうだ? 言ってみろ」
「こんなことするなんて……ヒドイです。あなたは人でなしなの!」
「グフフッ、いつまでそうやって気丈に振舞っていられるか見ものだな! 是非、最後までその反抗的な態度を貫いて私を失望させないでくれたまえよ?」
二番煎じどころか出涸らしに近いネタのような気もしないでもない
洗練された無駄のない無駄なハイスピードスタイリッシュ調教をもっとーにやるかもしれないし、やらないかもしれない