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華姫奇譚  作者: 葛籠屋 九十九
第3章 華姫騒乱編(上)
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第零幕 2人組

俺とは何とか日ノ元へと上陸することが出来た。

ここ数ヶ月アルカンスィエルのヤツらを巻く為に各国を転々と逃げ回った。結果巻く事は出来ず多少ヤツらと距離を離した程度の物だ。こうなるなら最初から日ノ元へ来れば良かったな


「ねぇねぇ近衛!あそこにでっかい像がある!何あれ!」


水色の長髪、水色の瞳のちんちくりん、彌守(みもり)が大仏を指さし言う。牢から連れ出した時のしおらしい様はなりを潜め今や活発な何にでも興味を持つ子供そのものだ


「あれは大仏ってやつだ。てかお前追われてなおかつ不法入国してんだからよ、静かにしやがれ」

「だって初めて見るものだらけでこんなの静かにしてられないよ!」

「ずた袋に詰めて運ぶんだったな・・・」

「そうなったら叫んで誘拐されたって主張するからね!」

「てめぇ!それは反則だろが!」

「ま、近衛ならそこら辺の人達なんて一瞬で蹴散らしちゃうんだろうけどなー」

「日ノ元で絶っ対に誘拐されたとか変な事くちばしんなよ。・・・俺でも手に負えねぇようなバケモンみてぇなのが居る国だからな」


日ノ元は他国と違い魔術師とか言う雷やら氷やら炎を操るヤツが存在してなおかつ俺じゃ到底及ばない剣士もごまんと居る。そんな人間の皮を被った化け物、いや修羅達が蔓延る地を俺達は今から進んで行く。


俺の母の住んでいた土地、華姫へ向かう為に

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