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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
4:枯れた柳の正体は

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39話!

「くそっ、やめろぉぉ!」


 ゴーディルがそう言いながら、顔を近づけてくる。ゴーディルに取り憑いているゴーストが偶然、見えた。このゴースト、顔を赤らめて、ニヤニヤし、ハァハァと息を荒げているように見える。コイツ、腐ってるのか。


「出ていけぇぇ!」


 気合の雄叫びをゴーディルがあげると弾けるようにゴーストが離れていく。


「ありがとう、ゴーディル! 助かったよ!」

「ははっ、わりぃな、手間かけた」


 いろいろ助かった。


「でもこりゃあやべぇぞ」


 すでに何人かが取り憑かれているようで、仲間同士で戦っているところもある。明らかに劣勢だ。僕はクレブリアの方を見る。しかし、クレブリアはすでに取り憑いていた。


「いーやー!」


 クレブリアは服を少しずつ脱いでいた。抵抗をしているようでとてもゆっくりだけど、すでにほとんど裸になっている。


「クレブリア!」


 それを見た瞬間、ゴーディルの怒気が含んだ声が響いた。


「てめぇ、やめろ」


 低く怒った声でゴーディルが剣を振り上げ、ゴーストにめがけて攻撃する。そしてその剣はゴーストに届き、うめき声のようなものをあげてクレブリアから離れていった。


「あ……ありが……と」


 ゴーディルはクレブリアの言葉に小さく返事をする。そのまま手早く、脱がれたクレブリアのノースリーブのロングコートを掴み、クレブリアを包んだ。


「行くぞ」


 ゴーディルがそう言ってクレブリアをお姫様抱っこする。


「ひゃぁっ、ちょっと!」

「大人しくしとけ」

「ッ! ……はい」

「てめぇら! 撤退だ! スケルトンの剣はゴーストに効く! 近くの取り憑かれてるヤツを助けて俺についてこい!」


 辺り一体にゴーディルの声が響き渡る。誰もがその声に安心感を抱いた。僕は一番近くにいた取り憑かれているゴーディルチームの人を助けて、ゴーディルについていった。



 僕達は村へ続く道の途中まで逃げてきていた。


「全員いるか?」


 確認するようにゴーディルが聞くと一人の男が「こちらのチームはいます」と答える。僕も「うちのチームもいる」と答えた。


「よかったぜぇ」


 フッと表情が緩んだゴーディルがそう言う。


「なんとか、有効打が見つかったね」

「希望が見えてきたわ」


 ヴェールが逃げる時に回収してくれた服をクレブリアは着終えたらしく、木の影から姿を見せてそう言った。


「クレブリア、すまねぇな、肌を見ちまった」

「別に」


 クレブリアは顔を背けて言った。僕達にも顔は見えないけど、ちょっと見える頬が赤くなっている。

1回目!

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