表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
4:枯れた柳の正体は

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

97/221

38話!

「あれが……ゴースト」


 少し先に村が見えて、その中を半透明な人形の広い煙みたいな物が漂っている。


「数が……増えてんな」


 ざっと数えて十五くらいはいる。十体だったらしいから、増えているという事だ。


「そんで、どうする?」


 ゴーディルがクレブリアに聞く。


「作戦はないわ」

「ははっ、まさに突撃かい」

「どう考えても、今のところ、スケルトンの剣で攻撃してみるしかないわ……作戦というほどじゃないけど、攻撃が通用したら、全員に聞こえるように言って、それが撤退の合図よ」


 クレブリアが言い終わる頃、ゴーディルが「お先」と言って、村に入っていく。それを見たゴーディルの仲間も一緒になって走っていった。


「みんな無理しちゃダメよ」


 心配そうにクレブリアが言う。それに対して僕達は頷くと村に入っていった。


 突然の襲撃者にゴーストはヒュンヒュンと飛び回って、なかなか剣が当てられない。当てられないからついサンダーアローを撃ってしまった。


「あっ」


 サンダーアローはゴーストをすり抜け飛んでいってしまう。


「本当に当たらないんだ」


 みんなを信じていなかった訳じゃない。でも心のどこかで当たるんじゃないかという気持ちがあった。


「エルさん危ない! 後ろ!」


 セルカの声で咄嗟に横へ飛び退く。背後からゴーストが突進してきていた。取り憑かれてしまうところだった。


「セルカ! ありがとう!」

「いえいえ!」


 僕は周りを見た。誰も剣を当てられていない。試す事もできない。唯一、剣を普通に扱えるゴーディルも逃げ回るゴーストを捉えられずにいた。翻弄されている気がする。


「ぐっ、しまった!」


 突如、ゴーディルのそんな声が聞こえる。僕はそちらを見るとゴーディルの体にゴーストが重なる様にくっついていた。


「ゴーディル!」


 僕はゴーディルのもとに近寄った。でもその時、ゴーディルが僕をめがけて剣を振り下ろしてくる。僕はその剣をなんとか防ぐ。


「すまねぇ! エル!」

「ゴーディル! 心を強く持って! 追い出して!」


 そう言っている間にもゴーディルは攻撃を続けてくる。扱いづらい剣で防いでるせいで僕は押され気味になってきた。そして、ついに僕は剣を弾かれてしまった。


「逃げろ! エル!」

「でも」


 その一瞬のせいで僕はゴーディルに押し倒されてしまった。


「なっ、やめ」

「違う! 俺じゃない!」


 ゴーディルは僕の両手を地面に押さえ込んでいた。

2回目!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ