16話!
ある店の前、前に来た装備屋とは違う店の前に僕達はいた。
「はぁ……探さずに遊んでたのね」
「ありえないですね」
クレブリアとセルカになぜか代表して僕が怒られる。
「ごめんなさい」
二人は同時にため息をつくと「まあいいや」と言って、店に入っていく。僕とヴェールとネピアがそれに続いた。何度か棚を横切って少し奥の方まで来るとクレブリアとセルカが一つの棚に視線を送った。
「装備を見つけたわ、精神強化アクセサリー、値段も高価ではないわ」
「よかった……じゃあこれである程度は防げる」
「安心はできないけどね、本当は幻覚とか幻術そういう精神操作を効きづらくする物よ……どこまでゴーストを防げるか」
「まぁ大丈夫だよ!」
「そうですよ! 大丈夫ですよ!」
僕とセルカはそう言う。効かなくてもつけてるだけで気持ちが強くなるかもしれない。水を万能薬だって言って飲ませて本当に効く心理効果。アレがある。
「どのタイプにしようか」
いろんなタイプがある。指輪やブレスレット、ネックレス。ブローチやピアスもある。
「指輪だと調節がいるから面倒です」
「そうね……私はネックレスにしようかしら、ちょっと可愛いし」
少し顔を赤らめたクレブリアがネックレスを手に取る。
「じゃあアタシはこのブローチで!」
ヴェールはシンプルで小さいブローチを選んだ。セルカはブレスレットを手に取る。僕もブレスレットかな。
「おそろいですね」
嬉しそうにセルカが言った。僕も「そうだね」と顔が赤くなってしまう。
「ネピアはどうするんだ?」
ヴェールがそう聞くとネピアはなぜか首を傾げる。
「ネピアもつける?」
「そりゃあつけなきゃ」
僕がそう言うとネピアは不思議そうな表情を見せる。
「ネピアはアクセサリーつけれない……消えた時に落ちる」
「あっ……そうか」
杖に戻る時、アクセサリーも一緒に行かないんだ。よく考えてみれば当たり前だった。
「どうしようかしら……杖につける?」
「ネピアは操られないと思う、体がないから、このネピアは実体がある精神体」
自分を指差してそう言うネピアに全員が納得した。
「体がないと取り憑けないわね、確かに」
「ネピアすごいぞ」
ヴェールが嬉しそうに言う。ネピアは「それほどでも」と少し誇らしげだった。
「じゃあ他には何か必要そうな物ありますかね」
「特に思いつかないね」
みんな僕の言葉に同意した。
「じゃあ買いに行きましょうか」
2回目!




