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転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
4:枯れた柳の正体は

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15話!

 クレブリア、セルカペアと分かれて歩いていた。


「最近なんだか仲がいいよね?」


 僕がヴェールとネピアに向かって聞く。今もネピアが僕のとなりを歩いていたと思ったら、しばらくして後ろを歩いていたヴェールに近づいて行った。


「そうか?」

「ネピアは等しくみんなと接している」


 二人は不思議そうな表情でそう言う。でも確かに仲が良くなった。まぁ悪い事ではないのだけど、あんまり共通点のない二人だから、逆に気になる。


「おつかいに行ったあたりからかな」


 前にヴェールとネピア二人でおつかいに行ってもらった事がある。あとをつけてたけど、撒かれるまでは会話をしている様子がなかった。


「おっ、おつかい?」


 わずかにヴェールが動揺したように見える。ネピアと二人で姿を消した後、おつかいをしっかり達成して戻ってきた。しかし、全くその時の話をしようとしない。


「別に……何もないぞ」

「何もない」


 ネピアも同じで聞いても話してくれない。基本なんでも聞いたら知ってる事は教えてくれるのに。それだけは聞くと黙ってしまう。ネピアがそれだといよいよ気になってきてしまうのだ。


「というか、ちゃんと探さないとクレ姉に怒られるぞ」

「怒られる」

「それもそうだけど」


 また聞けず終いか。まぁ今は精神強化系の何かを探すのが先決か。僕は店の少し飛び出した出店風の店先を眺めて歩く。ふと店先の人たちが何か噂をしていた。


「なんでも顔が見えないらしいよ」

「でも恰好は可愛らしいみたいだね、フリフリで、桃色かかった白」

「可愛らしい杖まで持ってるって短めの……それで魔法使って悪いやつら懲らしめてるらしい」


 なんの噂をしているのか予想もつかない。僕はさらに耳をすませて聞いてみる。


「なんでも名乗るらしい……なんて言ったか……シーなんとか」

「魔法少女とか言う風にも聞いたぞ、魔法少女ってなに?」

「知る分けねぇだろ」

「あっ思い出した、魔法少女シークレットヴェール」


 店先の人たちは口々に「あっそれそれ」と笑って言った。


「何だろう……シークレットヴェールって言ってたね」


 僕はそうヴェールとネピアに言いながら二人の顔を見た。


「知らないぞ……ははは」

「知らない、知らない、知らないよ」


 なぜかヴェールもネピアも動揺しながらそう否定した。


「知らない? 最近、ちまたで有名な話……悪いやつらをやっつけてるんだって」

「へぇ全然知らないぞ」

 へへへと笑ったヴェール。そこにちょうどクレブリアから連絡が来る。僕達はまだ準備が全くできてない。

1回目!

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