14話!
「間接的に何とかってどういう事?」
僕はいろいろ考えを巡らせながら聞いた。
「単純な話です」
セルカがニッコリ微笑んでもったいぶる。たっぷり時間を使ったセルカはようやく口を開いた。
「心を強く持てば追い出せるなら、心を強く保つ、魔道具なり、魔法薬なり、魔法をかけるなりすればいいんですよ」
「あぁ、そうね……盲点だったわ、完全に防げないだろうけど心を強くするような物はあるし、そういうのなら確かに、やってないよりいいわ」
少し光が見えてきた。可能であるなら、やるにこしたことはない。
「じゃあ、決まりですね、精神強化系の何かを探しましょう」
「そうだね!」
僕とセルカとヴェールが喜ぶように飛び跳ねる。でもクレブリアが少し渋い顔をした。
「黒字で抑えられるかしら……高いかもしれないし、魔法を使えたら一番、お金がかからなわね」
僕はつい笑ってしまった。クレブリアはとてもリアリストだと思う。お金の心配をしている。もらえるお金より準備のお金が高くなったら、意味がない。依頼を達成してお金をもらって、それで生きていく。ただ準備を怠って、死んじゃったり、まともな状態でなくなったりしてしまったら本末転倒だ。ちょうどいい落としどころを探らなければ。
「魔法は難しいかもしれないわ……魔道具でつけてれば精神強化できる物を探しましょう、魔法薬だと効果時間があって、たくさん飲まないといけないかもしれないから、私に要相談するのよ」
「そこまでしなくてもいいんじゃないですかぁ」
ちょっと面倒くさそうにセルカが言った。この子は意外と楽天家だな。ヴェールも面倒くさそうにブーブー言っている。
「いいから言うとおりにしなさい」
目が吊り上がったように見えるほどの低い声でクレブリアが言った。セルカとヴェールが小さい声で「わかったよ、お母さん」と言う。
「お母さん言うな……せめてお姉さんよ」
「ふふふ、すいません」
なぜだか楽しそうにセルカがそう言った。
「さてじゃあどうする? バラバラに行く?」
このまま放っておくとずっと似たようなやり取りを続けそうなので僕が流れをぶった切るように言った。
「そうね、効率を考えるとそうした方がいいわ……二手に分かれましょうか、私とセルカ、エルとネピアとヴェールで、それなら連絡取れるわ」
僕たちはクレブリアの意見に頷いて肯定する。
「じゃあ、何か見つけたらお互い連絡よ」
2回目!




