13話!
「まずはさっきの復習もかねて言うわね……人間はゴーストを触れない、ただしゴーストからも人間を触れない、人間に取り憑く事が出来て、操れる」
僕たちは頷いて続きを待つ。
「同じ場所に長く留まらない、対処法として、避難するしかなかった」
「今回はなぜかずっと同じ場所に居て数が増えているんですよね、それで村の人は避難するはめになった」
セルカが悔しそうに言った。さっき出た情報としてはこんな感じだった。新たな情報はあるんだろうか。みんながクレブリアに注目する。
「取り憑かれた時にどうなるかね……初期段階は操られるんだけど意識は残ってるわ、無意識みたいに体が動いてしまう、でも抵抗もできる」
「抵抗できるんだ」
「えぇ、強い心を持っていれば、追い出すこともできるらしいわ」
「そうなんですね! やられっぱなしにはなりませんね」
僕は少し安心する。よくある出ていけと強く念じると追い出せるやつだ。
「次の段階は意識はあるけどゴーストの方が体の支配権を持っている感じ……自分の意識が自分を見ている感じらしいわ」
「その時は追い出すことできるの?」
「えぇ……たぶん」
クレブリアが自信がなさそうに言った。
「実はね……この情報ってある冒険記に書いてあったの、その人は二段階目でもなんとか追い出したって言ってるけど……研究とかではないから個人差があるかもしれないわ、それに創作が入ってるかも」
「でも創作とは書いてなかったんですよね?」
「えぇ……でも二段階目は自分の意識が自分を見てるのよ、その状態で強い心とかで何とかなるかしら?」
確かに作り話かもしれない。でも本当に追い出せたのかもしれない。どちらとも言えない感じだ。
「とりあえず続けるわ……最終段階は完全に支配されて、自分の意識は消えるのではないかという予想が書いてあったわ」
「クレブリアの予想も同じ?」
「えぇ」
「なるほど」
最後の段階で自分の意識は消えてしまうのか、それとも意識が残っているのだろうか。意識が残っていれば何とか取り憑いたゴーストを追い出す事ができるかもしれない。
「とにかく取り憑かれたら出て行けって心を強くする事ね、それしか今の所、手は無いわ」
「そうですかぁ」
クレブリアの話を聞いてセルカが何かに気づいた表情を見せる。どうしたんだろう。
「ゴーストを直接何とかできなくても間接的に何とかできるかもしれないですよ」
「え? 何か思いついたのかしら?」
1回目!




