表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生オーライ!  作者: 高岩 唯丑
4:枯れた柳の正体は

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

71/221

12話!

「ギルドで馬車の手配と道中の食料を用意するのじゃ、こちらからのお願いじゃし、それぐらいはせんとな……じゃから君らは各自の準備をしてほしいのじゃ」

「わかったわ」


 そう返事をしたクレブリアが僕達に目配せする。それに頷いてみせるとクレブリアも頷いた。


「明日の朝、東門前でいいかしら?」

「それでいいのじゃ」

「じゃあ今日のところは解散で」


 クレブリアがみんなに向けてそう言った。



「でも何を準備したらいいか」


 僕は少し困惑しながら言った。ギルドを出て、とりあえず宿屋へ向かうことになって歩いていた。


「ゴースト対策なんてできないから……普通に遠出する感じでいいのよ」

「遠出かぁ」

「ただ一番最初に宿屋のおばさんに何日か帰らないって伝えないと」


 僕はクレブリアのその話にそういえばと思う。一応、長期でいなくなる時は教えてほしいと言われている。理由は単純に冒険者という人種は死ぬかもしれないから、長い間帰ってこないと死んだのか遠出してるのかわからない。言っておいてくれればある程度の期間は部屋をそのままにしておくけど、死んだと判断したら次の客を入れるらしい。なかなか冷たい話だけど商売はそういうもんだ。


「ところで、ゴースト除けの何かないんですか?」


 セルカがクレブリアにそう聞いた。


「聞いたことがないわ、ないとは言い切れないけど」


 それを聞いたセルカが少し企みを持っているような笑顔で頷いた。何か思いついたのかな。クレブリアもそのセルカの笑顔に気づいて「何?」と聞く。


「いやぁ……何もわからないなら試す価値はあるんじゃないかと思いまして、クレブリアさんが絶対にないと言えないならなおさら」

「信頼してくれるのはありがたいけど……本当に何とも言えないだけよ?」


 クレブリアが「何とも言えない」という所を少し強調して言うとセルカが頷く。


「はい、分かってますよ、でも今のところ私たちは手も足も出ない事が確定してるわけで……足掻きたいですね」


 セルカが少し強めの言葉でそう言う。負けず嫌いというか。ポジティブというか。


「まずはゴーストの事もっと教えてください」


 セルカがそう言うとクレブリアが「そうねぇ」と考えるそぶりをする。


「さっき話したことでほとんどだと思うけど……ちょっと待ってくれるかしら」


 クレブリアがこれだけ悩むというのは相当情報が少ないのだろうか。誰も太刀打ちしようと思ってこなかった相手。僕たちは結構、無謀な事をしようとしてるのでは。僕は今になって恐ろしさがわかってきた気がした。

2回目!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ